ICH Q12 ガイドラインが求める医薬品開発における変更管理の実践

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本セミナーでは、医薬品開発・製造段階で発生する変更が必要となる理由、、適切な対応について焦点を当て著者の経験を基に紹介いたします。
特に、QbDと変更管理の係わりや承認申請書への記載、変更が発生した時の薬事的な対応、そして近年指摘されている製造現場における承認申請書との齟齬がなぜ起こるのか、その事例などを踏まえながら解説を行うとともに、2021年10月29日通知されたICH Q12「医薬品ライフサイクルマネジメント」が求める変更管理に対する新たなシステムについても紹介いたします。

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プログラム

近年、医薬品開発はQuality by Design (QbD) に基づいて行われ、その結果として開発される医薬品の品質を保証するための管理戦略が作成され、それが製造承認申請書に反映されることになる。しかし、こうした医薬品開発段階 (Phase 1~Phase 3の臨床試験を含む) において製造プロセスや製品品質 (規格) などは開発の進捗とともに変化していく。さらに、この変化は無事製造承認が得られても終わりではなく、日常生産の中でいろいろな変更が発生する。医薬品開発・製造において最も重要なことは、また信頼される医薬品を製造するためには、こうした変更に対していかに適切に対応するかということにある。  本セミナーでは、こうした医薬品開発・製造段階で発生するいろいろな変更がなぜ必要になるのか、どう対応すべきかに焦点を当て著者の経験を基に紹介する。特に、QbDと変更管理の係わりや承認申請書への記載、変更が発生した時の薬事的な対応、そして近年指摘されている製造現場における承認申請書との齟齬がなぜ起こるのか、その事例などを踏まえながら解説を行うとともに、2021年10月29日通知されたICH Q12「医薬品ライフサイクルマネジメント」が求める変更管理に対する新たなシステムについても紹介する。

  1. 品質保証は、どう変わってきたのか。
    - 歴史から振り返るGMPとValidationその本質 -
    1. 品質保証は、過去60年間で大きく変化した! – Why,What,How,When -
    2. 医薬品開発と品質保証 – Quality by TestingからQuality by Designへ -
    3. 品質リスクマネジメントをどう活用するか
    4. それでも変更管理は必要となる! – 最小限にするための取り組みとは? -
  2. 開発段階におけるいろいろな変化にどう対応すべきか – 一貫性と同等性 -
    1. 医薬品開発における製剤の進化と変更管理
    2. 医薬品開発における規格の進化と変更管理
    3. 医薬品開発における分析法バリデーションと変更管理
  3. QbDに基づく管理戦略と製造承認書への記載
    1. QbDの内容と管理戦略
    2. 管理戦略の内容が変更管理と関係している?
    3. 製造承認申請書の記載が鍵となる – 承認申請書との齟齬はなぜ起こる? -
    4. 起こりやすい承認申請書の齟齬の事例
  4. 製造現場における逸脱と変更管理
    1. 逸脱を100%防ぐことは困難 – 適切な対応とは何か -
    2. 逸脱・CAPA、そして次が変更管理
    3. 変更管理と薬事対応 – 一変と軽微変更 -
    4. 製造承認申請書の記載に見る一変と軽微変更
    5. ライフサイクルを通した品質保証の在すべき姿
    6. 品質不良を未然に防ぐための取り組み – 製品品質照査と日常的な工程検証 -
  5. 変更管理に対するハーモナイゼーション
    1. ICH Q12 ガイドラインが目的とするものは何か
    2. ICH Q12で変更管理はどう変わるか
    3. PACMPを活用した変更管理とは?
  6. 医薬品品質システムと変更管理の係わり
    1. 査察が果たす役割 – 無通告査察はなぜ必要となったか -
    2. 医薬品品質システムとは何か – 変更管理のとの係わり -
    3. 全てはQuality Culture! – 仏を作って魂を入れず -
  7. まとめ

受講料

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