サステナブル化粧品原料の海外での開発・市場動向と規制対応

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第1部. 再生可能・サステナブルな化粧品原料の開発動向と市場展望

(2022年2月28日 10:30〜12:30)

 現在、化粧品原料は機能性だけでなく、サステナブルな素材であることが最低条件となっています。植物エキスや植物オイルにおいてもサステナブルな栽培をおこなって製造されているものが多数存在しますが、より環境へ配慮した製造方法も多く誕生しています。  その代表的なものとして希少性の高い植物を環境へ影響を与えることなくサステナブルに製造可能なカルス培養を利用した手法、まだ全体のごく一部しか特定されていない微細藻類やコケ、細胞を培養する手法、環境制御された植物工場内で管理された特殊な植物内でタンパク質を合成する手法、ペプチドを合成する手法を利用し、さらに皮膚や毛髪への臨床試験まで実施されたユニークな海外の化粧品原料をご紹介させていただきます。その他、環境配慮の一環としてプラスチックや合成物の代替かつ生分解性をもったセルロースやグリッターに関してもご紹介させていただきます。

  1. 培養・発酵・植物工場での製造技術の応用・合成ペプチド原料
    • Mibelle社 植物幹細胞エキス「PhytoCellTec シリーズ」
    • Mibelle社 雪の上のアルゲ培養エキス「Snow Algae Powder」
    • Mibelle社 バクテリア培養物「IceAwake」
    • Mibelle社 コケ培養エキス「MossCellTecシリーズ」
    • Biosolution社 ヒト幹細胞培養液
    • LipoTrue社 植物性タンパク質シリーズ
    • LipoTrue社バチルス発酵物シリーズ
    • Natura-Tec社 アルゲシリーズ
    • 合成ペプチド
  2. 生分解性原料
    • Ronald Britton社 生分解性グリッター「Bio-Glitter」
    • CFF社 多種のセルロースシリーズ「SENSOCELシリーズ」

第2部. 海外における化粧品原料/材料への環境規制および各社動向

(2022年2月28日 13:15〜16:15)

 化粧品の特に原料に含まれる様々な成分の中に、多くのプラスチックが使用されています。特に今年からハワイ州で施行された、サンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めを禁止する法案など記憶に新しいかと思います。米国のみでなく、EUにおいてもマイクロプラスチックの将来的な規制に関する欧州委員会への結論を発表しています。特に化粧品に関しては、化粧品に含まれるマイクロビーズ等が問題視されており、環境配慮の点から、EU加盟諸国では、既にマイクロプラスチックの使用制限や禁止を行っている国もあります。 (オランダやフランス、デンマーク、アイルランド、イタリア、スウェーデン等) イギリスでも現在、製造販売を禁止しています。  本講演では、化粧品の原料に関して、環境規制も盛り込みながら各国の規制及び動向に関して解説します。

  1. 概要
  2. EUに関して
    1. EUの化粧品規制
    2. EUの環境規制
    3. EUの動向
  3. 米国に関して
    1. 米国の化粧品規制
    2. 米国の環境規制
    3. 米国の動向
  4. その他の国々に関して
    1. 中国の化粧品規制
    2. 台湾の化粧品規制
    3. ASEANの化粧品規制
    4. 各々の環境規制
  5. まとめ

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