(2012年3月10日 13:00~14:30)
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 社会精神保健研究部 部長
伊藤 弘人 (いとう ひろと) 氏
精神科医療政策については、2004年に示された国の基本方針および2009年の検討会報告書に従い、診療報酬改定がなされ、精神保健福祉法も改定されてきた。 アウトリーチや医療保護入院についての検討も進められている。 さらに、都道府県が策定する2013年度からの保健医療計画の5疾病目に精神疾患が加わることになった。 これらの精神科医療政策の動向を確認しながら、これからの精神科病院について考える。
~東京都精神医療センター (PFI) の事例から~
(2012年3月10日 14:40~15:40)
株式会社メディカルマネジメント松沢 取締役
金光 健 (かなみつ たけし) 氏
東京都精神医療センター整備運営事業は、2008年に入札が実施され、株式会社メディカルマネジメント松沢 (日揮・東京電力グループ出資) が東京都から委託を受け、都立松沢病院の建物全面リニューアルと医療サービス・運営支援を15年間提供するスキームです。 病院のリニューアルは単なる建て替えではなく、病院経営そのものを変えるチャンスであり、建築以外の運営・情報システムが深くかかわってきます。 本病院設計の過程では建築、運営、情報システムを一体で進める「統合設計」手法を提案し、実践しました。 2012年1月に建築は竣工し現在、開棟の準備を進めています。 これまでのプロセスの中から、精神病院におけるリニューアルのポイント・課題についてご紹介します。
~基本構想から設計・建設まで~
(2012年3月10日 15:50~16:50)
日揮株式会社
産業・国内プロジェクト本部
メディカルプロジェクト部
部長代行
石川 忠男 (いしかわ ただお) 氏
日揮株式会社
産業・国内プロジェクト本部
メディカルプロジェクト部
担当マネージャー
沼田 広一 (ぬまた こういち) 氏
弊社では、民間精神科病院の建て替え計画において、基本構想策定から設計・建設に携わってまいりました。 本日は、事例を交えながら、以下の点について解説いたします。