クルマへの電子機器の導入の歴史は長く、2つの流れがある。1つは、「走る・曲がる・止まる」という、車本来の機能・性能や安全性を向上させて来た本流である。もう1つは、カーラジオから始まりカーナビに進化しているテレマティークであり、近年の急速なモバイル技術の発展に伴って「つながるクルマ」が注目を集めている。 本講演では、第2の流れを「Auto2.0」と捉えて、クルマの新しい役割やクルマへのサービス、それを可能とするICT産業との協業などについてこれからの方向性を議論する。