CO2排出量の見える化と算定方法

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第1部. サプライチェーンにおけるCO2排出量 (Scope3) の見える化

(2022年2月25日 10:30〜12:00)

 昨今、CO2排出量については自社の排出Scope1,2) だけでなく、サプライチェーン上の他社の排出 (Scope3) についても算定、削減が行われている。国内でもサプライチェーン全体での排出削減目標を設定するSBT (Science BasedTargets) の取組が拡大し、またコーポレートガバナンス・コードの改訂により上場企業の一部では新たにScope3算定が求められるようになっている。  本講演では企業がScope3算定を求められている背景を解説し、企業に求められる排出量算定・削減について製品LCAの観点から見ていく。

  1. CO2排出削減に関する社会動向
    1. 脱炭素社会に向けた「政策」の推進
    2. 気候変動を意識した「金融」のトレンド
    3. 企業の脱炭素化を促す「イニシアティブ」の台頭
    4. 脱炭素化に向けた「サプライチェーン」上での取組
  2. 企業に求められる対応 製品LCAの観点から
    1. 排出量の算定
    2. 削減対策の実施

第2部. 企業価値向上のための脱炭素経営

(2022年2月25日 13:00〜14:30)

 グローバルな脱炭素化の流れの中で、企業には、自社で利用したエネルギーから排出されるCO2 (GHGプロトコルにおけるスコープ1および2) に加え、企業活動を行う上で調達したモノやサービスがその提供者側でどれだけCO2を排出したか (同スコープ3上流) 、自社の商品やサービスがどれだけCO2を排出したか (同スコープ3下流) の開示が求められるようになっている。  本講演では、脱炭素経営の戦略立案に役立ていただけるよう、スコープ3を含むCO2排出量の開示が進められている意図や、サプライチェーン全体へ与える影響、商品別のカーボンフットプリントの開示へと至る直近の動きを説明する。

  1. 脱炭素化のグローバルトレンド
    1. GHGプロトコル
    2. CO2排出量の考え方
    3. スコープ3導入の意味
    4. スコープ3によるサプライチェーンへの影響
    5. プロダクトカーボンフットプリント
  2. 産業界の動き
    1. TCFD提言
    2. 日本企業にとってのリスクと機会
    3. 産業界での脱炭素取り組み事例
    4. 業界団体の動き
  3. CO2排出量算出・開示の実態
    1. 排出量の把握
    2. 削減施策
    3. 地域脱炭素ロードマップとの整合
    4. ネットワーク効果

第3部. AI・IoTなどデジタル技術による企業の脱炭素推進とビジネスチャンス

(2022年2月25日 14:45〜16:15)

 企業の脱炭素化を推進するためにAIやIoTなどのデジタル技術がどのように活用できるのか。また、企業にとってどのようなビジネスチャンスがあるのか。国内海外の最新事例などを含めてご紹介します。

  1. 企業競争力の強化に脱炭素経営が必要な理由
  2. 脱炭素とデジタル化の関係性
  3. 脱炭素推進へのデジタルの活用方法
  4. 脱炭素化を実現するためのステップ
  5. IoT、AIなどのデジタル技術
  6. IoT、AIなどのデジタル技術を活用して何ができるか
  7. 脱炭素化とデジタル化で生まれるビジネスチャンス
  8. 海外先進事例
  9. 国内先進事例

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