ヒューマンセンシングの基礎知識と実践ノウハウ

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ウエアラブルデバイスを用いたストレスマネジメントアプリなど生体計測を利用した製品・サービスが増えていますが,生体信号の処理や解釈が単純化されすぎのものもあります.生体信号は複雑な生体の制御システムの1つの変数を見ているにすぎません.同じ心拍数でもそのときのその人の身体的・心理的な状態は様々です.  この講演では,間違った解釈・利用をされないように,ヒューマンセンシングの基礎知識,主に生理心理的手法について,生理メカニズム,計測手法と原理,注意すべき点について詳しく説明します.人の状態を単一指標で捉えることが難しいこともまた, 生活・産業場面での計測を可能にする低負担計測手法の紹介,IoH (Internet of Human) ,パーソナルビッグデータなど今後の方向性と課題について議論の種を提供します.

  1. はじめに
  2. ヒューマンセンシング (人をはかるとは)
    1. ヒューマンセンシングの3側面 (心理・生理・行動)
    2. 何のために測るか,何を測るか
    3. 自験例紹介
      • 製品評価・設計
      • ドライバモニタリング
      • ウエルネスシステムへの応用
  3. ヒューマンセンシングの基礎
    1. (再び) 何を知りたいか,何を測るか,何がわかるか
    2. 実験 (データ収集) 計画の立て方 (含,倫理審査)
    3. 個人差・個人内変動
    4. ノイズ対策
    5. 各論 ※一部デモンストレーションを予定
      1. 脳波など中枢系指標 ※α波の誤解釈
      2. 心拍 (脈拍) ・心拍変動・呼吸など自律神経系指標 ※LF/HFの誤解釈
      3. 眼球運動・瞬目など視覚系指標 ※周辺視問題
      4. 筋電・重心動揺など筋骨格系指標
    6. 人の状態推定
  4. 低負担計測の現状と課題
    1. 低負担計測の必要性とトレンド
    2. ウェアラブル計測 ※いつでもどこでも,簡便さと危うさ
    3. 道具・環境組込み型計測 ※いまだけ,ここだけ
    4. カメラ映像を用いた計測 ※非接触,ウェアレス
  5. ヒューマンセンシングの利活用に向けて
    1. IoH,パーソナルビッグデータ
    2. 事例紹介 ※できればデモンストレーション
    3. 課題と提案
  6. おわりに

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