OODAループの基礎と実践: PDCAサイクルの拡充

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、研究開発や企画業務など不確実性の高い非定型業務に有効な手法であるOODAループについて、基礎から解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

研究開発や企画業務など、不確実性の高いなかでは、PDCAサイクルを回すことはきわめて難しくなります。そもそも信頼性の高い計画を立てることが難しく、精度の高い計画を策定するよりも、試行錯誤を繰り返すことのほうが重要になります。しかしながら、日本企業ではPDCAサイクルを回すことがマネジメントであるという考え方が根強く、不確実性の高い非定型的業務でもPDCAが強引に押し付けられている企業が少なくありません。  このような業務では、PDCAサイクルではなく、OODAループを効率的に運用していくことが鍵となります。このOODAループは、PDCAとは異なるマネジメント、リーダーシップ、仕組みが必要となります。組織でイノベーションを促進するためには、このようなマネジメントの要件を整備し、OODAループを高速で回していくことが求められます。  本講義では、不確実性の高い非定型業務に適用されるべきOODAループという考え方を紹介し、イノベーション管理にどのように活用できるのかについて議論していきます。またOODAループの応用としてのデザイン思考、ポジティブデビアンスについても紹介し、それを応用していくためのポイントについて解説します。

  1. OODAループの概要
    1. OODAループの背景
      1. OODAループ発想のきっかけ
      2. ドイツ軍の電撃戦
      3. 機動戦略
      4. OODAループの構造
      5. PDCAとの違い
  2. OODAマネジメント
    1. マネジメントとコントロール
    2. 観察 (Observe)
      1. チャンスに気づく
      2. 焦点化
      3. バーチャル化
    3. 情勢判断 (Orient)
      1. 推論のはしご
      2. メンタルモデル
      3. 直観的思考
      4. 模倣
  3. OODAマネジメントの応用
    1. エフェクチュエーション
    2. デザイン思考
      1. Empathy Map
      2. ホンダのワイガヤ
    3. 発見力型リーダー vs. 実行力型リーダー
    4. ポジティブデビアンス
      1. PDとベストプラクティスの違い
      2. 氷山モデルと組織変革
      3. OODAと組織変革プロセス
      4. 技術的問題と適応課題
  4. まとめ・質疑応答

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

ライブ配信セミナーについて