第1部 車載電池のグローバル競争と循環型社会に向けた日本の課題
(2022年2月9日 10:00〜11:45)
世界中で注目されている車載電池は今や経済安全保障の大きな柱のひとつとなって、しかも政治的要素を多分に含み各国の思惑が鮮明に映し出されている。投資競争も活発であると共に、自動車各社とのサプライチェーンも複雑になっている。グローバル競争力では韓中勢に押されがちな日本勢ではあるが、公道での火災事故を25年の長きに亘って発生させていない実績は世界に誇るべきことである。投資力とスピード感に乏しい日本の電池業界であるが、競争力を取り戻すための課題と解決について解説する。
- 電動化の法規動向と対応
- 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
- 各国の環境規制と電動化の加速
- 自動車各社の取り組みと電池戦略
- 日系自動車各社の取り組み
- 欧米韓自動車各社の動向
- LIB業界と部材業界のビジネス動向と今後
- 各国の電池産業の現状と課題
- 電池業界における競争力比較
- LIB部材の変遷・市場動向
- 各部材ごとの課題
- LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
- 車載用電池の事故・リコールの歴史
- 国連規則と認証事業
- エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
- ECE R100 Part IIの試験項目と事例
- 車載電池の再利用とリサイクル
- 再利用の事例と課題
- 再利用におけるリスク分析
- リサイクルビジネスの現状
- 元素リサイクルの必要性と課題
- 次世代革新電池の研究開発状況と課題
- 期待される次世代電池
- 全固体電池の現状と課題
第2部 自動車用電池および周辺産業の技術と市場、リサイクルの展望
- 研究開発・設計の視点より、東芝の二次電池SCiB ™ を中心に -
(2022年2月9日 12:45〜14:00)
高入出力、長寿命、高い安全性など、優れた特長を持つ東芝の二次電池SCiB ™ の特性と適用製品を紹介し、今後の展望を述べる。
- 企業紹介
- 二次電池の市場動向
- SCiB ™ の特長
- 適用事例
- 新規開発技術
第3部 グラフェンを用いたCO2の「ギ酸」変換とその応用について
(2022年2月9日 14:15〜15:30)
酸化還元グラフェンとスズを組み合わせた、二酸化炭素還元のための複合触媒の設計と触媒メカニズムについて解説する。
- 世界のEV化の動向
- BaaS市場の動向
- 電池リユース・リサイクル市場の動向
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