第1部. 技術ロードマップとステージゲートの組合せによるR&Dテーマ管理の仕方
(2022年2月4日 10:00〜11:30)
ムラテックではR&Dテーマ推進の基本として「全社開発マネジメントの構図」を重視しています。これは開発の前段 (企画) に当たる「何を?」「武器は?」という部分と、後半 (実施) に当たる「どのように?」を構図化したものです。R&Dテーマはロードマップを活用し部門の課題とR&Dの要素技術をクロスさせ設定します。承認されたR&Dテーマは基礎開発をステージゲートで行い、製品開発は事業部のデザインレビューを用いて推進します。それを部門で分断することなく連携して運用するために「全社開発マネジメントの構図」を共有することが大切です。また、複数の出口を、シナリオプランを使って考え、それをロードマップに展開する試みについてもご紹介します。
- ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
- ムラテックの紹介
- 全社横断的な開発体制の構築
- 全社開発マネジメントの実践
- ロードマップを核とした開発連携とプラットフォーム技術戦略
- ステージゲートを活用したカオスのマネジメント
- 出口を見据えたR&Dテーマ設定と管理・運用のポイント
- ストーリー性のある開発企画
- ステージゲート制の運用ポイント
- 人づくりが全て
- 「突き抜けたスペシャリスト人材」を目指す
- チャレンジを是とする組織風土が不可欠
- 追加資料: シナリオプランとロードマップへの展開
- 質疑応答
第2部. ステージゲート法による研究開発テーマ評価とGo.Stop判断
(2022年2月4日 12:15〜13:45)
研究開発テーマの進捗を管理する手法としてステージゲート法は広く用いられています。それは、その手法の明確さにあると演者は考えています。一方で明確さがあるが故の問題点もあります。
そこで、本講演では、ステージゲート法を有効に使うための考え方について、演者の経験を元にご説明いたします。その有効に使うためのポイントとしては、ゲートキーパーの資質やどういう視点でゲートを設定するかといったことについて述べたいと思います。加えて、研究開発テーマの中止・撤退時の対応についても簡単に述べたいと思います。
- ステージゲート法とは
- 何故ステージゲート法を使うのか
- ステージゲート法の問題点
- 有効に使うためのポイント
- 具体的な実行について
- ステージに応じた対応について
- テーマ評価のポイント (評価手法や判断基準) について
- 研究テーマの中止/撤退について
第3部. ステージゲート法による研究開発テーマの見える化とその運用
(2022年2月4日 14:00〜15:30)
作ったモノが売れる時代、日本の製造業ではシーズアウト型製品が多く、開発マネジメントはテーマ自体の是非ではなくモノの出来栄え管理に焦点が当てられていた。しかし、デジタル化、AI化、顧客価値の多様化など、市場環境の変化に伴い、開発マネジメントはテーマの是非を審議することが不可欠となり、日本でもステージゲート法が普及した。ステージゲート法では事業的視点に焦点が当てられ、R&D側からビジネス側にゲートキーパーが変更される傾向にある。
本講演では、ステージゲートプロセスとその運用上の注意点について、説明したい。
- 製造業のパラダイムシフト
- 研究開発マネジメントの進化
- 研究開発環境の変化
- ステージゲート法
- ステージゲートの評価方法 ゲート1 & ゲート2
- ステージゲートの評価方法 ゲート3
- ステージゲートの評価方法 ゲート4 & 5
- ステージゲート法の効果
- 中長期テーマ
- 中止・撤退判断のタイミング
- ステージゲート運用上の注意
- 中長期テーマ成功事例
第4部. ステージゲートによるR&Dテーマ進捗管理とゲート通過基準
(2022年2月4日 15:45〜17:15)
新事業・新商品を目的とする研究開発テーマの位置付けと考え方を明確化することで、各種評価手法のなかの進捗評価としてのステージゲート法を取り上げます。その中のゲート評価を行うための進捗管理の評価のための3つのツールを紹介し、さらに重要な通貨基準の明確化と実践的活用の勘所とポイントを解説します。
- 研究開発の事業化への時系列的ポジショニング
- 会社のライフサイクルと同期したR&Dマネジメント
- 研究開発から事業化にいたるステージの理解
- 経営側から見たR&Dへの期待変化と対応
- 研究開発評価の考え方とイノベーションの捉え方
- 研究開発・事業化テーマ評価の基本
- イノベーションを起こす研究開発テーマの位置づけ
- イノベーション時代の未来の不確定さの考え方と定性評価
- ステージ (ゲート) 法の概要とその関連評価法
- 時系列的評価と空間的テーマ評価法
- ステージゲート法の基本的考え方
- ステージゲート法の特徴、効果と各種評価法
- ステージ評価の3つのツール:ロードマップ、ハイテクとローテク (技術) とMOTマーケテング (市場)
- 未来シナリオによるロードマップの作成と統合
- 技術を絞り込む:ハイテクとローテク:
- 市場による顧客価値の設定
- 各ステージでのゲート評価通過基準のポイントと勘所
- 各ステージでのゲート評価と通貨基準について
- アジャイル開発とステージゲート評価
まとめ:答えがない未来の価値をどう進捗評価するか・・
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
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アカデミック割引
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日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
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- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
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