微細藻類による有用物質生産とバイオリアクターの設計

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本セミナーでは、微細藻類とバイオリアクターについて取り上げ、微細藻類による炭化水素の生産プロセス・抽出技術・課題と、ガス交換速度や反応効率に優れ、低コスト化が可能なバイオリアクターについて詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部. 械微細藻類の新大量培養システムの研究開発

(2022年2月4日 10:30〜12:00)

第2部. 微細藻類による炭化水素生産の現状と課題

(2022年2月4日 12:45〜14:45)

 微細藻類は高等植物の10倍以上のCO2固定能力を有しており、工場の煙道ガス中のCO2排出を削減しながらバイオ燃料を生産できるシステムの構築が可能である。また、微細藻類は単位面積あたりの光合成能力に優れているので、他の植物に比して小面積でのエネルギー収穫が可能である。  本講演では微細藻類の特徴にふれ、炭化水素生産の過程・栽培装置・抽出に関する研究をご紹介いたします。また、アメリカの生産事例を紹介する。

  1. 微細藻類
    1. 微細藻類とは
    2. 微細藻類の特徴
    3. 微細藻類によるCO2固定
  2. 微細藻類による炭化水素生産
    1. 微細藻類による炭化水素の生産過程
    2. 微細藻類の栽培装置
    3. 微細藻類の抽出技術
    4. 微細藻類の生産に関する課題
  3. アメリカにおける微細藻類の生産に関する研究と生産工場の紹介

第3部. 微細藻類の高効率バイオリアクターの条件とその設計

(2022年2月4日 15:00〜17:00)

 微細藻類の大量培養では、設備費用や光源のエネルギーコストの面から、屋外開放型のバイオリアクターの研究が多い。一方、密閉型で人工光源のバイオリアクターは、高密度の培養ができるので発電所に隣接できカーボンリサイクルプロセスに適している。従来、光ファイバーや疎水性中空糸膜などを使用していたので高コストであった。  本講演では、ガス交換速度が大きく、反応効率が高く、反応条件の調整が容易で、連続反応が可能で、構造が簡単で、建設費が低廉で据付面積が小さい濡壁塔型バイオリアクターと、それを利用した再生可能エネルギーカーボンリサイクルシステムについて述べる。

  1. 微細藻類の特徴
  2. 微細藻類の光合成能力の測定
  3. レースウエイ型培養槽の最適設計
  4. 側面出光型光ファイバ培養槽の最適設計
  5. LED照射濡壁塔塔型培養槽の最適設計
  6. LED照射濡壁塔塔型培養槽を利用した再生可能エネルギーカーボンリサイクルシステム

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