進化する有機EL (OLED) の材料・デバイス技術とその応用

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本セミナーでは、有機EL技術の基礎を解説し、最新技術開発動向及び課題、更に有機エレクトロニクスがもたらす真のインパクトについて詳解いたします。

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プログラム

コロナ禍が世界の生活を一変させた。在宅勤務が標準になり、どこでもつながるディスプレイや携帯しやすいディスプレイへの要求が加速するだろう。在宅勤務が長くなると照明環境も極めて重要になり、目に優しい健康的な照明への要求が一層強くなるであろう。有機エレクトロニクス技術は確実に新生活を変革する基盤技術になると考えられ、その代表格が有機ELであろう。   ディスプレイ・TVを壁紙のような形にしたり、小さく折り畳みができたり、くるくる巻き上げることもできる技術は有機EL以外にない。今まであまり詳細に公開されることのなかった有機ELディスプレイ・照明技術だが、現在どのレベルまで進展しているのか?実は、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。長寿命、高効率はもちろん、新機能である、フレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。メタフォトニックOLEDのような新規技術提案も出てきている。また、有機EL照明分野でも健康と有機EL照明との関係が新たな知見が学術的に解明され、再度照明環境について盛り上がりを見せている。   本講演では、有機EL技術の基礎を解説し、最新技術開発動向及び課題、更に有機エレクトロニクスがもたらす真のインパクトは何かについて議論する。

  1. コロナ後に有機ELが新たな段階にーその期待
  2. 最新有機EL技術を解剖する
    1. 有機ELの発展の足跡
    2. 有機ELの基本構造とその進化
    3. 製造工程の基本とその進化
      1. 蒸着法
      2. 印刷法
  3. 封止工程の基本と最新動向
    1. キャップ封止
    2. 薄膜封止
  4. 有機EL材料の基礎と最新動向
    1. 蛍光材料
    2. りん光材料
    3. TADF材料
  5. サポート材料と塗布型材料
    1. 周辺材料
    2. 塗布型材料の現状と課題
  6. 大型化有機ELディスプレイへの対応
    1. 有機ELディスプレイの大型化技術
      1. 蒸着型
        1. 塗り分け型
        2. 白色バックライト型 (LG型)
        3. 青色バックライト型 (Samsung型)
      2. 塗布型
        1. インクジェット
        2. 転写・グラビア
    2. 有機ELディスプレイの将来技術
      1. フレキシブル化の現状と将来
      2. Foldable OLEDの技術的課題
      3. 壁紙ディスプレイの将来像
      4. 透明ディスプレイへの期待
      5. メタフォトニックOLEDとは?
  7. 有機ELの車載用途への応用と課題
    1. なぜ、車載用途に有機ELが期待されるのか?
    2. 車載用有機ELに必要な特性
    3. 車載用途で実用化された例
    4. 今後の車載用途応用の展開
  8. 静かに広がりつつある有機EL照明の技術動向
    1. 光源の進化と照明を取り巻く市場環境
    2. 有機EL照明の最新技術動向
    3. 有機EL照明の今後 – LED照明を凌駕する応用分野とは?
  9. まとめ

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