高度化する "柔らかくて硬い" ロボットハンドの最先端

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本セミナーでは、ロボットハンド開発の基礎から解説し、最先端のロボットハンドについてご紹介するとともに、その設計方法について解説いたします。

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プログラム

機械学習の発達に伴いこれまで人の手で行われた作業の自動化に対して大きな期待が寄せられています。しかしながら実際に作業を行う機械やロボットの手が人の手のように動かせなければ自動化は困難です。このため、自動化実現のための重要未解決案件としてロボットハンドの高度化が重要視されています。近年、柔らかい素材で構成されたロボットハンドが開発されており、これまでより多種多様な物を掴めるようになってきました。しかしながら、人の手の能力にはまだ遠いというのが実情です。  本講義では、そんな最先端のロボットハンドについてご紹介するとともに、その設計方法について解説します。多種多様な物を扱うロボットハンドを実現するためのカギとは何か?また人の手の機能との類似点や相違点についても合わせて解説します。

  1. 人の手のような多目的ロボットハンドを開発するための要素
  2. 柔らかさ活用
    1. ソフトロボットとは?
    2. ソフトロボットハンドの種類
      1. 受動駆動ベースのロボットハンド
      2. 空気・流体圧をベースとしたロボットハンド
      3. 電圧・温度等による材料変形をベースとしたロボットハンド
      4. 凝着をベースとしたロボットハンド
      5. ソフトロボットハンドの比較
      6. 最新のソフトロボットハンド
      7. ソフトロボットハンドが有効な場面
  3. 柔らかさを活用したロボットハンド設計について
    1. 人の指のように柔らかさと硬さを両立させる設計とは?
      • ケース1:マイクログリッパ内蔵流体指
      • ケース2:多品種ハンドリング用グリッパ
      • ケース3:ジャミング機能をもつ腱駆動多肢ハンド
  4. 人にはまねし難い多目的ロボットハンド設計論のケーススタディ
    1. 小物品群のハンドリング
    2. 雑然とした環境下でのハンドリング
    3. 高速・高把持力でハンドリング
  5. 摩擦を操る
    1. テクスチャ (指紋) はハンドリングにどう活かされている?
    2. 汗の活用
  6. 多目的ロボットハンドの将来像

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

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