脳の中には自分でも知らない無意識の情報がたくさんあります。この情報にアクセスすることは自分でも難しいのですが、脳波を使えば、その一部にアクセスすることができます。脳波には100年近い歴史があり、この無意識の情報にアクセスすることを目指した基礎研究が数多くあります。
私は、この無意識の情報にアクセスできるという事実は様々な産業に応用できると考えており、過去の基礎研究の成果を元に、実際に産業応用につなげることを目指して研究開発を行っています。例えば、日本人が聞き分けることが苦手な「right」と「light」の違いを脳は無意識的に聞き分けており、特定の脳波を強化することで、日本人でも聞き分けることができるようになります。
本セミナーでは、脳の計測方法の基礎から、このような、無意識情報の可視化技術について及び、これを実現するためのウェアラブル脳波計について紹介します。
- 自己紹介
- 非侵襲脳機能計測法を用いた神経科学の基礎
- 脳機能計測手法の基礎
- MRI計測
- NIRS計測
- 脳磁場計測
- 脳波計測
- 非侵襲脳機能計測法の長所と短所
- 神経科学研究の例
- 脳機能計測の基礎 ~ノーベル賞研究を例として~
- 最近の非侵襲計測の基礎 ~言語理解を例として~
- 脳波の基礎
- 脳波の種類
- α波とは何か?
- 脳波のこれまでの応用研究
- Brain Machine Interface
- 脳波でカーソルを動かす
- 脳波でキーボードを打つ
- 脳波でスイッチをON、OFFする
- リハビリテーションへの応用
- 多くの研究が何故、産業に結びつかないのか?
- ウェアラブル脳波計の開発
- ウェアラブル脳波計の動作原理
- ウェアラブル脳波計のための電極の開発
- ウェアラブル脳波計のための小型脳波計
- ウェアラブル脳波計のためのヘッドギアの開発
- 様々なウェアラブル脳波計の比較
- ウェアラブル脳波計による産業応用を目指した研究
- 脳波を用いたニューロマーケティング法
- 脳波を用いたニューロフィードバック外国語学習法
- 脳波を用いた脳のワークロードの定量化法
- 脳波を用いたエラー検出システム
- 脳波を用いたゲーム評価法
- 脳波×VRの可能性
- ウェアラブル脳波計の今後の展開
- 日常生活の脳活動計測
- 脳波ビックデータのAIによる解析による新たな展開
- ウェアラブル脳波計を用いた脳波計測の実践 (ウェアラブル脳波計の体験)
- ウェアラブル脳波計の使用法
- 実際の脳波波形
- 脳波解析により得られる信号
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。