目標原価達成のための原価企画の基本とコスト見積りの実践術

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「会社の第一の目的は、利益の獲得にある。」といわれ、その源は製品にあります。つまり、製品売価に利益が含まれていなければ、利益の獲得をすることができません (売価=原価+利益) 。そして「製品原価の80%は、設計段階で決まる。」と言われるようになり、儲かる製品づくりのために設計段階で目標原価を設定し、その目標原価を達成することによって確実な利益確保を図ることが進められています。  しかし、実際には「目標原価を設定したが達成できない」「目標原価が「どんぶり」で活用できていない」「目標原価が現実的な金額になっていない」「目標原価を達成できずループしている」など、原価企画業務の遂行に課題が生じています。その結果、しっかりと利益を獲得できないことだけでなく、製品の開発費用の増加や開発期間が延びるなどの問題も起きています。それらは、原価企画の全体像を把握することなく担当業務だけを遂行していることで発生する業務の漏れや効率化の阻害、設計者を含めコスト見積もりに関する知識不足などが原因となっています。  そこで本セミナーでは、原価企画活動がステップを踏んで進められるように、製品化への一つのシステムととらえ、システムの考え方や構築の仕方について解説します。とくに、原価企画活動で中核になるコスト見積もりについては、その考え方や作り方とともに設計段階で迅速に見積もる方法 (簡易見積もり法) を含めた活かし方を解説して、理解の促進を図ります。

  1. 利益計画に原価企画は役立つのか
    1. 利益の源は製品にある
    2. 安易な製品仕様書は大きな差額を生む
    3. 安易な統計データでは誤ったコスト判断を招く
  2. 原価企画とSCM、PLM及びコスト見積もりの関係
    1. 原価企画から製品終了までの業務の流れ
    2. 原価企画と目標原価の関係
    3. 原価企画とSCMの関係
    4. 原価企画とPLMの関係
    5. 原価企画とPDMの関係
    6. 原価企画とコスト見積もりの関係
  3. コスト見積もりシステムの考え方
    1. 各種のコスト算出の方法
    2. 利用目的によるコスト見積もりのポイント
    3. 過去データの活用による弊害
    4. KKDではなく論理的なコスト算出法
    5. コスト見積もりのための基準の必要性
  4. 原価企画のステップとコスト見積もりシステムの作り方
    1. 要求仕様書と製品のモジュールを整理する
    2. 製品モジュールとコスト見積もりシステムの関係
    3. 製品モジュールと部品を整理する
    4. 部品とコスト見積システムの作り方
    5. 製品モジュール及び部品の簡易見積法の考え方と作り方
  5. 目標原価を達成するためのフィードバック機構
    1. 目標原価の考え方
    2. 共通化、標準化について
    3. 目標原価へのフィードバック機構

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