遺伝子改変マウス作製技術の基礎と応用

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本セミナーでは、部位特異的組換え系を利用して予め指定された遺伝子座位へDNA断片を挿入可能なTgマウス作製法 (PITT法) 、長鎖一本鎖DNAをドナーとして用いた高効率ノックイン法 (Easi-CRISPR法) 、体外での胚操作を経ずにゲノム編集動物を作製できる手法 (i-GONAD法) 、の3つの独自の手法を中心に、遺伝子改変マウス (動物) 作製法の基礎的な知識やコンストラクト設計法、その応用や関連技術なども含めて紹介いたします。

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プログラム

遺伝子改変マウスは、基礎的な遺伝子機能解析やヒト疾患の動物モデルとして幅広い研究に活用されています。我々の研究グループでは、これまでに部位特異的組換え系やCRISPRゲノム編集系を用いて、簡便に且つ効率良く良質の遺伝子改変マウスを作製する独自の手法を開発してきました。  本セミナーでは、部位特異的組換え系を利用して予め指定された遺伝子座位へDNA断片を挿入可能なTgマウス作製法 (PITT法) 、長鎖一本鎖DNAをドナーとして用いた高効率ノックイン法 (Easi-CRISPR法) 、体外での胚操作を経ずにゲノム編集動物を作製できる手法 (i-GONAD法) 、の3つの独自の手法を中心に、遺伝子改変マウス (動物) 作製法の基礎的な知識やコンストラクト設計法、その応用や関連技術なども含めて紹介します。個体レベルでの遺伝子機能解析や疾患モデル動物作製等に興味のある方 (自分自身で作製されたい方も含めて) などに参考となる情報を提供できればと思います。

  1. 遺伝子改変マウスの基礎
    1. トランスジェニック技術
    2. 遺伝子ターゲティング法 (遺伝子ノックアウトと遺伝子ノックイン)
    3. 部位特異的組換え技術 (Cre-loxPなど) と応用
    4. 誘導的遺伝子発現
    5. その他
  2. PITT法 (顕微注入法を介したターゲットトランスジェネシス)
    1. 従来法の欠点とPITT法/i-PITT法
    2. 試薬調製
    3. 顕微注入
    4. 各種条件検討の重要性
    5. 遺伝子型解析
    6. PITT法の利点と欠点
    7. その他
  3. CRISPRゲノム編集技術
    1. CRISPR-Cas9
    2. DNA修復機構 (NHEJとHDR)
    3. 各種CRISPRツールと手法 (Cas9以外のツールや応用例)
    4. その他
  4. Easi-CRISPR法
    1. CRISPRによるノックイン動物作製とEasi-CRISPR法
    2. gRNAの設計
    3. ドナーDNAの設計
    4. ゲノム編集試薬の調製
    5. 遺伝子型解析
    6. Easi-CRISPR法の応用
    7. その他
  5. i-GONAD法
    1. マウス受精卵へのゲノム試薬試薬送達法
    2. GONAD法/i-GONAD法の概要
    3. ゲノム編集試薬の調製
    4. i-GONAD法の手順の詳細
    5. 作製可能なマウスの種類と例
    6. i-GONAD法の利点と課題
    7. その他
  6. まとめ

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