近年の自動車は高度に電子化され、ノイズ対応設計は難しさが増大する一方です。自動運転化の趨勢により情報量は飛躍的に増大し、電子機器や車内LANは高速高周波化され、電動車の増大などによりハイパワーな電流の高調波も増大していきます。この様な中で、電子機器の対ノイズ設計においては、デジタル/アナログ、低周波/高周波などの専門領域の垣根を超えた広範囲な対応能力が必要になってきます。この様に波長が短い高周波ノイズを考慮しなければならない状況になったのにも拘わらず、相変わらず従来の間違ったと思われる慣習に囚われた設計も多くみられます。
結局は再度基本に立ち返る必要があると思われますので、多くの失敗事例も採り上げ、新たな実験事例も含めて設計者の方の腑に落ちる様、極力物理的な考察を加えて解説します。
自動車関連のみならず電気電子機器の開発/設計業務に技術者として従事されている方を対象としていますが、電子機器の実験部署や品質保証の方にも参考になると考えます。
- 車載電子システム概要とEMC性能を確保するためのアプローチ
~電動車両化と自動運転化に備えた電子機器とシステム化対応のポイント~
- 車載電気電子システムを取り巻くEMC環境とEMC規制/試験の概要
- 車載電子システムから発生する低周波から高周波の雑音とその特徴
- 自動車内での雑音電流の流れ、電子機器設計と車載化におけるポイント
- EMC性能を確保するための電子機器の設計
~回路基板設計と筐体へ装着する際の電子機器単体におけるEMC対応設計~
- 回路基板等の配線における高周波電力伝送の基礎と実際への適用
- ノーマルモード雑音電流の抑制を図る回路基板の設計
- コモンモード雑音電流の抑制を図る回路基板の筐体への装着
- 電磁シールドの効果と弊害
- 電磁波吸収体使用の是非
- 自動車への搭載状態におけるEMC性能の確保
~車載システム化におけるEMC性能の確保~
- 自動車内の搭載環境と対策
- コモンモード雑音電流を発生させるシステム構成と対策
- 電動車両のシステム構成と対ノイズ性能の確保
- 配線の検討 (対ノイズ性能を考慮した配線材とワイヤハーネスの取り扱い)
- 設計手順とEMC-DR
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
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