第1部 CO2分離・回収技術の基本と開発動向、今後の課題
(2022年1月19日 10:00〜12:00)
2015年に第21回気候変動枠組条約締約国会議で採択されたパリ協定以降、世界各国で「カーボンニュートラル」さらには「ネガティブエミッション/ビヨンドゼロ」をキーワードに、CO2の排出量削減に向けた動きが活発化しています。2020年に国際エネルギー機関が提示したパリ協定の目標に沿ったシナリオ、すなわち持続可能シナリオにもあるように、気温上昇を抑制するためには、電化、再生可能エネルギー、水素利用、そして、CO2回収・利用・貯留 (CCUS) など、複数の手段を総動員する必要があり、CCUSは不可欠です。
本セミナーでは、CCUSの共通基盤であるCO2回収技術について、研究開発の背景と位置づけ、各種回収法の概要と基礎、応用事例、課題、国内外の動向と展望について概観します。
- CO2回収技術の概要
- 技術背景
- 位置づけ
- 排出源、ほか
- CO2回収技術の基礎
- 吸収法
- 吸着法
- 膜分離法
- アミンの反応
- 回収エネルギー
- 回収コスト、ほか
- CO2回収技術の応用
- 実証・実装事例
- 各国の動向
- 課題及び展望、ほか
第2部 DDR型ゼオライト膜によるCO2分離回収技術とCCS・CO2-EORへの取り組み
(2022年1月19日 13:00〜14:30)
CCUSプロジェクトへの期待と日揮の取り組みを紹介する。また、CCUSに貢献する「DDR型ゼオライト膜」、「高圧再生型CO2回収技術HiPACT」を紹介する。
- 日揮のCO2マネジメントへの取り組み
- CCUSプロジェクトへの期待と日揮の取り組み
- ネットゼロ社会に向けCCS・CCUSが果たす役割
- 産業セクター別CO2回収コストの比較
- CCS・CCUSの現状
- 天然ガス開発におけるCCS
- CO2 EORとは
- 米国におけるCO2 EORプロジェクト
- CO2 EORにおけるCO2回収技術
- 日揮のCCUSプロジェクトへの取り組み
- CCUSにおける課題と日揮の強み
- CCUSに貢献する「DDR型ゼオライト膜」、「高圧再生型CO2回収技術HiPACT」
- CO2分離回収技術の比較
- CO2分離DDR型ゼオライト膜の特徴及び適用先
- DDR型ゼオライト膜適用によるCCUSコスト低減
- DDR型ゼオライト膜の開発状況
- 高圧再生型CO2回収技術HiPACTの特徴及び適用先
- HiPACT適用によるCCUSコスト低減
- HiPACTの商業プラント
第3部 CO2分離回収技術のプロセスおよび経済性評価
(2022年1月19日 14:45〜16:45)
- はじめに
- プロセス計算の基礎
- プロセスの物質収支
- プロセスのエネルギー収支
- プロセスシミュレータの基礎
- 化学吸収プロセスの計算例
- 膜分離プロセスの計算例
- 計算結果の評価
- プロセス計算とコスト計算の例
- コスト計算の概要
- エネルギーコストの計算
- 設備コストの計算
- 化学吸収プロセスのコスト計算例
- 膜分離プロセスのコスト計算例
- コスト計算結果の文献値の解説
- 計算結果の評価
- おわりに
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- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
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- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
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