~次世代低コスト太陽電池開発の課題と展望~
東京大学 先端科学研究センター 教授
瀬川 浩司 (せがわ ひろし) 氏
(2012年2月16日 14:00~15:25)
3.11以降、日本のエネルギー政策は再構築を迫られている。 世界的な低炭素社会への流れもあり、日本の取りうる選択肢は益々狭まってしまった。 その中で再生可能エネルギー、とりわけ太陽光発電には大きな期待が寄せられているが、コストの問題は未解決である。 飛躍的な太陽光発電の拡大普及を図るためには一層の、低コスト化が不可欠である。 本講演では次世代低コスト太陽電池の本命とされる有機系太陽電池の課題と展望について述べる。
ソーラーフロンティア(株) 総合企画部 参事
杉本 完蔵 (すぎもと かんぞう) 氏
(2012年2月16日 15:35~17:00)
福島以降の変化を受けて日本のエネルギー政策は、エネルギー・環境会議、総合エネルギー調査会等で再生可能エネルギーの依存比率の見直しを検討している。 世界的には金融面での経済停滞の影響が拡大するなか、太陽光発電に対するFITの変更は目まぐるしく、普及とともに熾烈な価格競争が行なわれている。 この様な背景のなかで、日本での新たな固定価格買取 (全量買取制度) の導入に当たり、大規模太陽光発電の持続的成長の課題と目指す方向について述べる。