トヨタは、人に優しく人と共存できるパートナーロボットを、2010年代初期の実用化をめざし開発中である。少子・高齢化が急速にすすむなか、明るく活力ある社会の継続・QOL (クオリティ オブ ライフ) の向上に向け、新モビリティ・介護医療分野などでパートナーロボット技術の活躍できるシーンは多い。しかし、各社からも様々なロボットが提案・販売されているが、本格的な展開はまだまだなのが実情である。さらにお客様の期待に応えるために、現場でのニーズに密着したロボット開発と事業的観点からの環境整備がますます必要である。 本講演では、トヨタパートナーロボット実用化に向けた課題をクリアするビジネスモデルを考察するとともに、積極的なアライアンスを推進する今後のロードマップを展望する。