マルチスクリーン時代のアプリ拡大戦術

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iPhoneから始まった携帯電話の変革が全キャリアのスマートフォン展開へと波及し、携帯電話向けコンテンツ事業にも急激な変化が訪れた。また、一般企業のブランディング、自社製品・サービスの販売促進や来店促進ツールとしてのアプリにも注目が集まっている。iOS、Android、Windows Phone、更には2012年以降、これらスマートデバイスを基礎とするスマートTVの台頭も予想されている。数年後には数千万台規模に膨れ上がる、これら新しいメディア・デバイスへの対応はコンシューマー事業を行う全ての業界で必要とされるであろう。  コンテンツプロバイダー、広告代理店、一般企業においても、AppStore型モデル「世界規模にフラット化されたアプリ・ダウンロード市場」で、いかに自社アプリをダウンロードしてもらうかが、将来の成功の鍵を握っている。  しかし、全く新しい市場の到来により、どのように何をしたら良いかが不明瞭であることも確かである。  本講ではアプリをエンドユーザーに広く認知してもらい、ダウンロード数を極大化、定番アプリの座を射止めるための手法を解説する。これらの方法はAppStoreやAndroid Marketのランキング変動データと、インターネット・メディアに採り上げられたり、Twitterのクチコミが急激に増えたりするなどの、アプリに関する、ほぼ全ての市場データをリアルタイムで追跡し、世界最大規模を誇る月間約1億レコードのアプリ・マーケティング専用データベースを構築しているクエリーアイ (株) 代表取締役・水野政司が講師を務め、そこから導きだされたアプリのマーケティング手法の解説は、通信キャリアの今後のビジネスにもヒントとなるだろう。

  1. AppStore型市場モデル
    • AppStore型市場モデルの特徴であるグローバルとランキングについて解説する。
  2. アプリ品質
    • まず基本となるのはアプリそのものである。ダウンロードを最大化するためのアプリとは、どういうものかを基本に立ち返って解説する。他の分野で業績のある優秀なデザイナーや技術者のみで企画された案が陥りやすい罠の実例を紹介しつつ、アプリそのものの企画立案時に必要な判断や考え方を紹介する。
  3. マーケティングとPR
    • アプリ企画段階から、誰に、どのように、訴求するかのプランをどのように作成するかを解説する。市場調査の手法、エンドユーザーへの認知、訴求方法、行動計画とスケジューリングの例を紹介する。
      アプリのリリース時がアプリ認知拡大、ダウンロード数最大化の鍵である。リリース時のPR計画と各種施策が全てを決すると言っても過言ではない。どのような計画と施策を打つかを具体例をあげながら解説する。
  4. 効果検証
    • リリース後にどのようなタイミングで、どのような指標を使って効果検証を実施し、次の手を打ち出すか等の考え方や仕事の進め方を解説する。リリース後からの動きが定番アプリへの第一歩である。
  5. 運用
    • 定番アプリとして多数のエンドユーザーに認知されダウンロード数を順調に延ばすためには、マーケティング的な事業運用が不可欠である。従来型のアプリケーション・ビジネスでは「リリースしたら終わり」という考え方が主流であった。AppStore型市場モデルでは「リリースから始まり」終わりはない。リリースしたアプリを市場から削除 (撤退) するまで事業は継続される。その間、ユーザーからの要望を聞き、改良を重ね、更なる認知拡大のためのプロモーションを行い、ダウンロード数を拡大させるという運用が必要だ。これはPDCAサイクルでもある。アプリビジネスを成功に導く最終段階「運用」について解説する。
  6. 質疑応答/名刺交換

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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