人工光合成技術の基礎と高効率水素生成に向けた研究動向

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、クリーンな水素製造技術の一つとして注目される人工光合成について取り上げ、人工光合成の基礎から、半導体光触媒を用いる手法の特長と、長寿命で高エネルギー変換効率を目指した各光触媒材料の設計・合成の指針を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

本セミナーでは半導体光触媒、特に二酸化チタン (TiO2) やチタン酸ストロンチウム (SrTiO3) 、シリコンカーバイド (SiC) を用いた人工光合成技術を解説します。半導体光触媒による人工光合成では太陽光のエネルギーと水だけでエネルギー資源である水素を製造できます。また、上記の材料を用いれば耐久性とエネルギー変換効率を両立することができます。しかしながら、材料の設計・合成には高度な技術が必要となります。従って実用化においては、材料の物性を基にした最適な設計・合成技術が要求されます。  本講では人工光合成に向けたこれらの材料の設計・合成指針とその将来展望まで、他材料との比較も含めて幅広く解説します。

  1. 水素エネルギー
    1. 太陽光からの水素生成:人工光合成
      • 半導体光触媒による水素生成の原理
  2. 半導体光触媒の紹介
    1. 二酸化チタン (TiO2)
    2. チタン酸ストロンチウム (SrTiO3)
    3. シリコンカーバイド (SiC)
  3. TiO2の物性
    1. キャリア再結合
    2. 不純物と欠陥
    3. 光触媒活性
  4. SrTiO3の物性
    1. キャリア再結合
    2. 不純物と欠陥
    3. 構造最適設計
  5. SiCの物性
    1. ポリタイプ
    2. キャリア再結合
    3. 不純物と欠陥
    4. 光触媒活性
    5. 水分解の様子
    6. 耐久性とTiO2とのタンデム化
  6. 他材料との比較と将来展望
    1. 他の半導体光触媒
    2. TiO2・SrTiO3およびSiCの可能性
  7. まとめ

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

ライブ配信セミナーについて