欧米中日の化粧品成分規制と製品輸入出対応の実務におけるポイント

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本セミナーでは、日本、中国、台湾、ASEAN、EUにおける化粧品の成分規制の特徴・相違点、国内外の広告規制表現 (OK表現、NG表現) について最新情報を交えて解説いたします。

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昨今、化粧品にまつわる法律は国内外問わずどんどんかわっていっています。EU ではプラ規制、ナノ規制だけでなく成分規制がさらに強化され、中国では現在まさに中国化粧品新条例が2021年1月1日に施行され、システム自体が完全に変わってきています。さらに日本でも薬機法の改正案が施行され、申請のオンライン化、虚偽誇大広告への課徴⾦が適用されました。また、化粧品基準は変わらないまでも海外規制をうけて次々に通達などの形で自主規制が上乗せされており、知らないと回収などの事態に陥る可能性があります。  本講座では、自主規制も含めた日本の化粧品規制と近年の海外成分動向を抑えた上で、近年の回収事例などからそのリスクを回避するための品質管理の⽅法をご説明します。近年非常に指摘が多くなっている広告表現や法定ラベルについても抑えておきたいポイントをご紹介します。化粧品の流通全般における注意点を⼀日でお伝えしていきますので、化粧品の流通を始めたばかりの⽅だけでなく、化粧品のグローバルな取引を⾏われている⽅にも⼀助としていただけるかと思います。

  1. 化粧品の国内外の規制
    1. 国内化粧品規制~日本で化粧品を流通させるために~
      1. 化粧品基準の変遷
      2. 化粧品と医薬部外品
        • 定義の違いと流通までの手続きの基本
      3. ポジティブリスト・ネガティブリスト
      4. タール系色素
      5. 業界自主基準
        • 微生物に関する基準
      6. 化粧品にまつわるその他の法律
        • 景表法・製造物責任法
    2. 海外化粧品規制~海外に化粧品を輸出するために~
      1. EU
      2. USA
      3. ASEAN
      4. 中国
      5. 海外における最新化粧品成分動向
      6. 最新情報の入手の仕方
  2. 化粧品の品質管理
    1. 近年の国内化粧品回収事例
      1. 収去検査からの検出事例・違反事例
      2. 近年の回収事例
      3. 微生物の混入
      4. ホルムアルデヒド
      5. 法定表示の不備
      6. 成分無表示
    2. 輸入化粧品の品質管理
      1. Ingredientを読む
      2. INCI名と化粧品表示名
      3. 国別・アイテム別にみる主な注意ポイント
      4. 成分分析 – 海外と日本との違い -
      5. 日本と海外の法定表示
      6. 実際にあった事例 (製造元とのトラブル)
        • 取引先の選定、お付き合いのポイント
    3. 化粧品の品質管理
      1. 化粧品GMP
      2. 自社で行う品質管理試験
      3. 微生物試験
      4. その他注意点
      5. 成分分析 (外部委託)
      6. 依頼のポイント
      7. 定量下限・検出下限
      8. 試験方法、定量下限による管理の仕方
  3. 広告規制
    1. 日本の化粧品広告規制について
    2. 表現できること、できないこと (OK表現、NG表現)
    3. 最近の行政動向と摘発・課徴金事例
    4. 海外の広告規制
  4. まとめ

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