エポキシ樹脂の構造・物性、合成・実務上でのトラブル要因、その対策

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本セミナーでは、エポキシ樹脂について取り上げ、分子構造や合成の基礎知識から、製造・使用時の注意点、最新の用途展開、市場展望までを解説いたします。

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プログラム

エポキシ樹脂は様々な分野で幅広く利用され、それぞれの要求特性によって使用されるエポキシ樹脂の構造や硬化剤、添加剤、反応メカニズムも全く異なり、ムラや反りなどのトラブルも多岐に渡ります。また同じ原料を使用しても硬化条件によっても物性は変化します。  本セミナーではエポキシの原料調達から合成、配合、使用、貯蔵保管に至るまで、エポキシに関する実務上でのトラブル要因とその対策について、皆様と一緒に学びます。

  1. エポキシ樹脂の基本 ~合成や種類など~
  2. エポキシ用硬化剤やその他の原料の選び方と使い方
    1. 硬化剤
      • アミン系
      • 酸無水物系
      • フェノール系
    2. その他原料
      • 添加剤
      • 促進剤
      • 希釈剤
      • フィラー
      • 低応力化剤
  3. エポキシ樹脂の製造法・設備など
  4. エポキシ変性品の評価法
    1. 流動性評価
    2. 熱特性評価
    3. 電気特性評価
    4. 引張強度
    5. 接着強度
    6. 耐熱性試験
    7. 耐湿性試験
  5. エポキシ樹脂の応用分野と要求特性
    1. 接着剤全般
    2. 自動車分野
    3. 航空機分野
    4. 半導体分野
    5. 環境分野
    6. 住宅、土木建築用
  6. エポキシに関する実務と各種トラブル要因、その対策
    1. モノマー、オリゴマー時の実務とトラブル
      • 例: 不純物、異物の混入、分子量のばらつき
    2. 硬化剤の使い方や選び方での実務とトラブル
      • 例: 酸無水、アミンともに硬化前放置必要な時の選択法 (吸湿に関する事)
    3. 硬化遅すぎた場合のトラブル
      • 例: 粘度低下による成分の分離、溶出、未硬化
    4. 硬化早すぎた場合のトラブル
      • 例: 硬化収縮増大による反り、クラック、剥離
    5. 硬化時のボイド対策
      • 例: 消泡の使い方 (消泡の理論から)
    6. 吸水による反りなど
      • 例: 体積変化によるものなので応力発生理論
    7. 透明エポキシの変色、着色トラブル
      • 例: 酸化によるものなので酸化防止剤の機構と選択
    8. スケールアップ時のトラブル
      • 例: 攪拌効率の変化によるもの (粒子の分散、溶解不足)
    9. 貯蔵、運送時のトラブル
      • 例: 温度、吸湿など
    10. 海外メーカーとのトラブル
      • 例: リードタイム、サイレントチェンジなど
    11. 規制や禁止物質について
      • 例: REACHや欧州規制などで幾つかの原料が廃番、使用が禁止になる予定
    12. エポキシ系接着剤のトラブル
      • 例: 接着厚み、表面処理のばらつき、はみ出し
    13. エポキシ系塗料のトラブル
      • 例: 塗りむら、はじき、ゆず肌など
    14. 封止剤のトラブル
      • 例: リフロークラック、はんだクラック、チップ剥離
    15. CFRPのマトリックス樹脂としてのトラブル
      • 例: サイジング剤との相性、含浸不良
      • ※その他のケーススタディにも対応します

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