第1部. 医療・健康データ活用に関する法規制・政策的論点とビジネスの創出
(2021年12月3日 9:30〜12:00)
2017年度に次世代医療基盤法が公布され、匿名加工医療情報を活用する道筋が開けたことを皮切りに、現在では、民間PHR事業者による健診等情報の取扱いや、「情報銀行」を通じた医療・健康情報の利活用について、政府による検討が進んでいる状況である。また、令和元年の健康保険法等改正により、NDBデータの民間事業者等への第三者提供や、他のデータベースとの連携・解析が制度化され、2020年10月から施行されている。
昨今では、従来の主たる医療・健康情報活用の担い手であった研究機関のみならず、民間企業の新規事業創発の分野でも、医療・健康情報の利活用に対する関心が高まっているところである。
本講義では、主にこれから医療・健康情報を活用したビジネスの創出を検討する民間事業者の方を対象とし、医療・健康情報の定義・範囲、関連する政策的議論・各種の法規制、利活用にあたっての課題、既存ビジネス等について、基礎的な知識を提供するものである。
- 医療・健康情報の定義・範囲
- 医療・健康情報の利活用に関する仕組み
- 医療・健康情報の利活用に関する政策的背景・議論
- 医療・健康情報の利活用の関連法規制
- 医療・健康情報の利活用に関する周辺環境
- 医療・健康情報の利活用に関する課題
- 医療・健康情報の利活用に関する既存事例
- 総括・まとめ
第2部. ヘルスケアデータを活用した製品開発とそのビジネス動向
(2021年12月3日 12:45〜14:45)
COVID-19の感染拡大の影響もあり、ヘルスケア業界にてデジタルヘルスの採用ニーズが高まっています。デジタルヘルスは個人へのヘルスケアの提供の効率を高め、更にヘルスケアサービスをより個別化するものとして、世界中で今後更に需要が高まっていくこと予想され、デジタル化されることにより今後一層ヘルスケア、医療データが収集・蓄積されていくことになります。しかしながら現状、ヘルスケアデータの利活用はそこまでスムーズに進んでいるわけではありません。ヘルスケアデータを活用した製品開発の代表的なものにAIによる診断支援システム等がありますが、開発に時間とコストがかかる割に、現場への普及にも時間がかかっているという現状があります。
本講演では、ヘルスケアデータの収集、流通のビジネス動向を含めて、AI等ヘルスケアデータを活用した製品開発の動向とビジネス展開に関する課題等についてご紹介いたします。
- ヘルスケアデータ利活用の動向
- デジタルヘルス市場のトレンド
- ヘルスケアデータ利活用の動向・事例等
- ヘルスケアAIの開発動向とビジネス概況
- 我が国におけるヘルスケアAIの開発動向
- 諸外国のヘルスケアAIの開発動向
- ヘルスケアAIの現場での普及に向けた展望とビジネス面での課題
- ヘルスケアデータ流通に関する動向
- ヘルスケアデータ流通ビジネスの動向
- 公的機関等におけるヘルスケアデータ流通の動向
- 今後の展望
- 今後の展望のまとめ
- ヘルスケア関連業界、異業種からの参入やスタートアップ企業等の動向分析から
第3部. ヘルスケアデータ二次利用に必要なシステムとその整備のポイント
(2021年12月3日 15:00〜17:00)
昨今、製薬業界においては社内に蓄積されたヘルスケアデータの2次利用、または社外のリアルワールドデータを活用し、創薬研究、医薬品開発、メディカルアフェアやマーケティングの領域でデータ解析からのインサイト創出で、研究開発の加速化、KOLへの情報提供の質的向上等を実現させようとする製薬企業が増えており、そのためのシステム整備が急務となっている。
本講演ではそれらの企業において社内外のヘルスケアデータを2次活用するために必要なシステムについて説明すると共に、システム整備の際に押さえておかなければならないポイントについて整備方針、機能詳細、業務運用の観点から述べる。
- 製薬企業におけるヘルスケアデータ二次利用の現状
- 本講演が対象とするヘルスケアデータ
- ヘルスケアデータ二次利用の状況 (国内)
- ヘルスケアデータ二次利用の状況 (海外)
- ヘルスケアデータ二次利用に必要なシステム
- データプラットフォーム概要
- データプラットフォームに含まれる諸機能
- システムを有効的に運営するためのポイント
- 整備方針
- 事業戦略をデータ解析用のリサーチクエスチョンに転換し、 データ収集を実現することが重要。
経営者がデータは会社の資産と位置付ける。等
- 機能詳細
- データモデルの標準化、データエンジニアリングチームの組成、事業とデータ解析の両方を熟知したリソース
- 業務運用
- ヘルスケアデータ二次利用の将来
- データモデル標準化による地域を跨いだデータ二次利用の活性化など
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
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