鉄鋼の防錆目的にリン酸塩表面処理が適用されてから早100年が経過しました。今では種々金属に対し、様々な機能の表面処理が実用化されております。
本講演では化成処理、特にリン酸亜鉛処理を中心とした皮膜析出反応機構と析出皮膜の作用効果について解説します。
- 化成処理とは?
- 化成処理の定義
- 化成処理の歴史
- 自動車用化成処理の移り変わり
- 塗装下地用りん酸亜鉛処理
- 塗装下地用化成処理の効果
- りん酸亜鉛処理の反応機構
- りん酸亜鉛処理の質と性能
- りん酸亜鉛処理における表面調整の役割
- りん酸亜鉛の結晶構造
- 亜鉛めっき材向けりん酸亜鉛皮膜処理の最適化
- りん酸亜鉛皮膜におけるNi,Mnの作用
- りん酸亜鉛処理におけるアルミニウム合金材対応
- その他りん酸塩処理
- 塑性加工用潤滑処理 (りん酸亜鉛+石鹸処理)
- りん酸亜鉛カルシウム処理
- りん酸マンガン処理
- りん酸塩以外の化成処理
- ジルコニウム系化成処理
- クロメート処理
- ノンクロメート処理
- 自己析出型コーティング処理
- 化成処理の管理方法
- アルカリ脱脂、酸洗および表面調整
- りん酸塩処理およびジルコニウム処理