ロードマップ作成の教科書的な情報には、多くの方がこれまでに触れてきたと思う。しかし、実際の運用では思ったようには行かない。教科書的に説明されているロードマップの姿が理想的すぎて、現実の場面にそぐわないのである。
ロードマップによる社内・部内マネージメントが期待通りに運用できないときに確認すべきポイントを断片的ではあるが紹介する。こうした豆知識が、実践的な場面において期待以上の効果を発揮するであろう。体系だった講座構成をあきらめ、より多くのポイントや実例を紹介する実践講座と捉えていただきたい。
- ロードマップは意思疎通ツールであるという意識共有
- 情報共有のプラットフォーム
- ポートフォリオは差別化のために
- 目的別の使い分け
- エントリーマーケットの探索
- ニーズとは
- ロードマップ利用に伴うデメリットの回避
- 公的ロードマップをどう捉えるか
- 他社のロードマップを推定しようとする視点を持つ
- 社会システムとの整合性は考慮されているか
- ロードマップとリスク管理は対で考える
- 日本型の強みを常に意識する習慣
- すり合わせをやめるのではなく、コストを下げる
- 忍耐力を利用するシナリオを探せ
- 統括責任者は暖かい視線を持て
- 自前主義を好循環させる工夫を考えよ
- 現実的な資金・労働力・設備等の調達シナリオ
- 規制適正化や標準化戦略をロードマップに組み込むための参考実例
- 熱交換型換気扇の例
- 太陽光発電の例
- 政府機関の行動原理を理解しておこう
- オープンイノベーション
- ナショナルプロジェクトは利用した方が得
- 関連中小企業を良く観察すること