フィーチャーフォンからスマートフォン、タブレット端末へのシフトなど急激な通信トラヒック増加が続くモバイル市場。LTEへの投資強化、Wi-Fiや固定通信へのオフロードなどの対策を推し進めるも、根本的な解決には至っておらず、モバイルキャリアはインフラ戦略の再構築を迫られている。こうした中、インフラ機器を供給する機器・部材ベンダや、工事を行うエンジニアリング会社では基地局の部材調達価格や工事単価の下落圧力が一段と加速している。各社は小型化などの技術開発や企業統合で乗り切ろうとしているものの、厳しい生存競争は今後も続くものと考えられる。 本講演では、転換期を迎えたキャリアのインフラ戦略について、独自の視点から2015年までを予測し、その中で無線機や部材、エンジニアリング市場についても明らかにしていくものである。