薬物送達システムによる免疫活性化の基礎と応用

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本セミナーでは、医薬品開発に用いられている薬物送達システムの基礎について紹介した後、特に免疫系と薬物送達システムの関わりに焦点を当てて事例を交えながら解説いたします。
具体的には、新型コロナワクチンやがん免疫療法において薬物送達システムが果たす役割について解説いたします。
また、免疫系の活性化に伴う副反応について、抗PEG抗体の誘導やアナフィラキシー反応誘導などを例に説明いたします。

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薬物送達システムは、薬物の体内動態を制御することにより薬効および安全性を向上させることができる有用なツールであり、抗がん剤のような低分子薬物に限らず、ペプチド・タンパク・核酸のような中高分子薬物の送達にも利用されています。  本セミナーでは、医薬品開発に用いられている薬物送達システムの基礎について紹介した後、特に免疫系と薬物送達システムの関わりに焦点を当てて事例を交えながら解説していきます。具体的には、新型コロナワクチンやがん免疫療法において薬物送達システムが果たす役割について解説します。また薬物送達システムを用いると、遊離型の薬物と異なる体内動態を示すために特有の免疫反応を引き起こしてしまいます。このような免疫系の活性化に伴う副反応について、抗PEG抗体の誘導やアナフィラキシー反応誘導などを例に説明します。  現在臨床応用されている薬物送達システムについて基礎から応用まで学べます。また薬物送達システムと免疫系の関わりについて、正の側面 (免疫療法への応用) と負の側面 (副反応惹起) を総合的に学べ、薬物送達システムを新規に構築する際に注意すべきポイントが理解できるようになります。

  1. 薬物送達システムの基礎
    1. 各種薬物送達システムの概要
    2. 薬物送達システムを利用した医薬品の事例
    3. 最新の薬物送達システム開発動向
  2. 免疫系の基礎
    1. 異物の除去と炎症惹起に関わる自然免疫応答
    2. 獲得免疫応答に関わるB細胞とT細胞の活性化
  3. 薬物送達システムに対する免疫応答
    1. 貪食細胞による排除
    2. 抗薬物抗体や抗PEG抗体の誘導
    3. アナフィラキシー反応
  4. 薬物送達システムを利用した免疫療法
    1. 新型コロナワクチン
    2. がん免疫療法
    3. 自己免疫疾患治療

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