電子機器のEMCの基礎とノイズ対策の勘所

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本セミナーでは、ノイズの基礎を理解していただいた上で、実際編として応用が効くように、回路実装設計における重要なポイントや見落としやすい留意点をわかりやすく解説いたします。

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プログラム

電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、出荷段階でEMC規格をクリヤできず、苦しむこともあります。この中には、以前は効果があったのに、今回は思うようにいかなかったということもあります。  このような事態にならないためには、ノイズ問題のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。  本講座では、一般論を整理します。次に、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。

  1. 電子機器のEMC問題と規格の概要
    1. 電子機器から見たEMC問題
    2. EMC規格の構成
    3. EMC規格クリヤが難しい規格は?
  2. EMC対策 3つの基本的な考え方
    1. 機器開発のステップ:開発工程の上流で配慮
      • 開発コスト、期間の最小化のために
    2. エネルギーの流れ:ノイズ発生の上流で配慮
      • 効果的な対策のために 全方位、全周波数領域で配慮
    3. 想定できる個所は、全方位、全周波数領域で配慮
      • もぐらたたきにならないために
      • 想定可能な個所とは
      • EMS対策で留意するポイント
      • EMI対策で留意するポイント
  3. EMC対策の中心はプリント基板の回路実装設計
    1. なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
    2. プリント基板で起きる3つのノイズ – SI、PI、EMI
    3. 最も厄介なEMIノイズ そのエネルギーの流れ
  4. EMC設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
    1. 回路実装設計のために必要な理論
    2. 回路図を見て思いこまないために
    3. デジタル回路特有の電磁界
    4. 分布定数回路の振舞い
    5. 意図せずアンテナになってしまうもの – アンテナモデルと放射
  5. EMC設計において必須となる8つの基本ルール
    1. 電子回路を構成する3要素とは
    2. デバイスの選択と実装設計 – 主要なデバイスは大規模LSI
      • 閑話休題:車載マイコンは、どこまで、EMCへ配慮がされているか
    3. 配線への配慮
    4. グラウンド系の強化
      • 閑話休題:グラウンド設計で混乱しないために
  6. まとめ

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