現在CFRPには熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPの2つがあるが、適する部位や用途・分野は異なっている。航空機部品やレース用自動車ボディ、風力発電ブレードといった強度や品質が重要で複雑形状が必要な部品の大半は熱硬化性CFRPで作られている。これらの製造技術は、熱可塑性CFRPに比べて歴史が長いにもかかわらず、そのノウハウは一般には意外と知られていない。これは、これらの製造・技術開発が国内では航空宇宙機器メーカーや一部の特殊な自動車部品メーカー等、限られた企業内で行われてきて、設備も大掛かりであったりしたことなどが影響している。
今日、様々な民生品分野でCFRP製品の適用が試みられているが、細かいノウハウが蓄積されていないケースが散見される。そこで、演者が今まで熱硬化性CFRP部品を製作してきた経験から得たノウハウの中のポイントを皆様に紹介し、欧米に比べて遅れている、日本の複合材料技術発展の一助としたい。
- はじめに
- 自己紹介など
- 受講者のニーズ把握 (簡単なアンケート実施)
- 熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPの違い
- 材料特性の違い
- 素材の違い
- 使われる形状・構造の違い
- 成形方法の違い
- 切削性の違い
- オートクレーブ成形のノウハウ
- プリプレグレイアップ方法
- プリプレグ管理方法
- オートクレーブ装置の構造
- オートクレーブの運転方法
- キュアチャートについて
- 真空バッグと真空漏れ検知方法
- 成形治具の種類と特徴
- 副資材の使用方法
- VaRTM成形のノウハウ
- ドライクロス (生クロス) について
- 樹脂の種類と混合方法
- 粘度管理
- 真空脱泡方法
- 含浸方法
- オーブンキュアの方法
- RTM、C-RTM、A-VaRTMなど類似・派生方法
- その他の積層方法・成形方法
- フィラメントワインディング
- プルトリュージョン
- ハニカムサンドイッチ構造の作り方
- コアの種類
- 自動装置類のノウハウ
- 成形治具のノウハウ
- 副資材のノウハウ
- バッグシート
- シールテープ
- 離型フィルム
- 離型剤
- ブリーザー
- ピールプライ
- メディア
- その他真空関連器具
- 熱電対の種類
- 脱型方法のノウハウ
- 2次加工のノウハウ
- 難削材である訳と注意点
- 切断方法
- 外周トリム方法と装置・工具・刃具
- 穴明け加工の方法と工具・刃具
- 集塵装置/切削油
- 熱硬化性CFRPの切削に適した刃物形状と材質とは
- 検査技術のノウハウ
- 修理技術のノウハウ
- まとめ
- 複合材料分野に向いた人材とは (時間に余裕があった場合)
- 質疑応答、個別相談等
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
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- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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