ゲル化・増粘剤を活用するための総合知識

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本セミナーでは、ゲルの基礎から解説し、高分子ゲルの調製と応用、低分子ゲルの調製と応用、今後の展望について解説いたします。

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プログラム

ゲルは、多量の溶媒を含みながら、粘性状態から非常に硬い個体状態まで幅広い性質を持つ。そして、ゲルを構成している化合物の化学構造、架橋点の制御、溶媒などを的確に分子設計することで様々な機能を有するゲルが開発できる。このようなゲルは、機能性ソフトマテリアルとして、医療・医薬、食品、化粧品、農業、工業など多くの分野での応用研究が行われている。高分子化合物によって形成されるゲルは、高分子合成化学の発展とともにさらに高機能なゲルが開発されている。一方、非共有結合を主相互作用とした超分子化学の分野から、低分子化合物によるゲル化が注目され、低分子のゲル化剤の開発や機能性低分子ゲルに関する研究が行われている。  本講演では、ゲルの基本的な概念、高分子ゲルの調製と応用、低分子ゲルの調製と応用について解説する。また、今後の展望について述べる。

  1. ゲルに関する基礎知識
    1. ゲルとは?
    2. ゲルの特性と用途
    3. ゲルの考え方 (分類)
    4. 高分子ゲルと低分子ゲル
    5. ゲル化機構の違い
  2. 高分子ゲルの調製法
    1. 高分子合成とゲル
    2. 機能性高分子によるゲル
    3. いろいろな高分子ゲル
  3. 高分子ゲルの産業利用
    1. 食品分野
    2. 医療・医薬分野
    3. 化粧品分野
    4. 農業分野
    5. その他
  4. 低分子ゲルと低分子ゲル化剤
    1. 低分子ゲル化剤とは何か?
    2. 低分子ゲル化剤の必要性?
    3. 低分子ゲルの作製
    4. 低分子ゲル中での低分子ゲル化剤のふるまい
    5. 低分子ゲル形成の駆動力
    6. 低分子ゲル化剤の分子設計
    7. 低分子ゲルの産業応用
  5. 低分子ハイドロゲル
    1. 低分子ハイドロゲル化剤
    2. 分子設計
    3. バイオマテリアルへの応用
  6. 低分子ゲルの最新の動向 (学術的観点から)
    1. 機能を持つ低分子ゲル
    2. 低分子ゲルを使った材料
    3. その他
  7. 今後の展望

受講料

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