材料や部品への「振動」、「音」の伝わり方のメカニズムとその測定・解析

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第1部 材料・部品への振動騒音の「伝わり方」、「減衰」の考え方

(2021年11月10日 10:20〜12:00)

 振動騒音問題は、製品の耐久性、安全、品質、クレームなどに関わります。対策として制振、防振、動吸振器、吸音、遮音などが挙げられます。  本講座では、問題となる振動や騒音の伝わり方に応じた、これらの対策法の使い分けについて解説します。

  1. 振動や騒音の伝わり方に応じた制振・防音対策の概要
    1. 制振
    2. 防振
    3. 動吸振器
    4. 吸音
    5. 遮音
    6. 波動ブラックホール
  2. 制振構造の振動特性
    1. 制振材の制振機構
    2. 制振材+平板の制振機構
    3. 制振材+実構造の制振機構
  3. 防音構造の特性
    1. 各種吸音構造の吸音機構
    2. 多孔質材+表面材の吸音性能
    3. 各種遮音構造の遮音機構
    4. 積層防音構造の遮音性能
    5. 屈折を利用した新積層防音構造

第2部 音響管による吸音率・透過損失測定と建築音響測定に関する測定および制振材料の損失係数測定

(2021年11月10日 12:50〜14:00)

 音響管を利用した音響材料の吸音率・透過損失の測定と一般的な建築音響に関する測定方法を紹介する。 また、制振材料の損失係数について、測定方法と特徴を紹介する。

  1. 音響管による吸音率・透過損失の測定について
    1. 近年の動向
    2. 音響管の特徴・仕様
    3. 測定方法
  2. 一般的な建築音響に関する測定方法について
    1. 測定項目の種類
    2. 測定方法
    3. 測定結果の評価
  3. 制振材料の損失係数測定について
    1. 制振材料・損失係数とは
    2. 損失係数測定システムの概要
    3. 中央加振法測定システムの説明
    4. 片持ち梁法測定システムの説明
    5. 分析ソフトウェア動作の説明

第3部 音/振動計測と機器の構成や種類、その選定について

(2021年11月10日 14:10〜15:20)

 音振動計測は、自動車関連・半導体・構造物など、さまざまな分野で振動騒音の低減や製品の質向上に重要な計測です。  今回のセミナーでは、音振動計測に必要なセンサ類、収録機器の選定方法をご紹介いたします。

  1. 音振動計測の目的
    1. 音振動とはなにか
    2. 周波数分析とは
    3. 周波数分析を行うべき理由
    4. 周波数分析が業務や製品にもたらすメリット
  2. 音振動計測の構成とその方法
    1. 音/振動計測を行うために必要な機器
    2. 接続例
  3. センサの種類とその選定方法
    1. 加速度計の種類と選定方法
    2. マイクロホンの種類と選定方法
  4. 収録機器の種類とその選定方法
    1. 音/振動計測で使われる収録機器
    2. 収録機器の選定方法
  5. 計測例の紹介、周波数分析の活用事例

第4部 吸音・遮音性能の評価および予測技術

(2021年11月10日 15:30〜16:40)

  1. 自動車内装材における吸音・遮音
  2. 吸音・遮音とは
  3. 吸音・遮音特性の予測手法
    1. 毛細管モデル
    2. Rigid Frameモデル
    3. Biot.Allardモデル
    4. Delany & Bazleyモデル
    5. モデルに用いられる材料パラメータ
    6. 伝達マトリクス法による積層材料の予測
    7. 実測予測比較およびパラメータスタディ

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