モノマテリアル包材の開発動向とその事例

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部 国内外における軟包装のモノマテリアル化動向

(2021年11月18日 10:30〜12:00)

 CO2排出削減のため、プラスチック容器包装のリサイクルに努めなければならない。しかし、PETボトルや容器と異なり、印刷フィルムを含む多層ラミネートされた軟包装のリサイクルは容易ではない。リサイクル可能とするために軟包装のモノマテリアル化が潮流となっている。モノマテリアル化の問題点と、モノマテリアル品のリサイクル課題の方向性について述べる。

  1. 軟包装のモノマテリアル化の背景
    1. EUのプラスチック環境戦略
    2. グローバル企業の対応
    3. 日本のプラスチック環境戦略
  2. モノマテリアル化の方向性と実例
    1. 容器包装の構成
    2. CEFLEXのガイドライン
    3. 海外のモノマテリアル例
    4. 国内のモノマテリアル化例
  3. 透明蒸着
    1. 透明蒸着の構成
    2. 国内外透明蒸着メーカーと製品
  4. プラスチックのリサイクル
    1. リサイクルの定義
    2. 国内のプラスチック製容器包装のリサイクル
    3. マテリアルリサイクル
    4. ケミカルリサイクル
  5. 海外の軟包装リサイクル方法開発
    1. メカニカルリサイクル
    2. 油化
    3. ガス化

第2部 モノマテリアル包装に向けたバリア性フィルムおよび各種機能性フィルム

(2021年11月18日 13:00〜14:30)

 持続可能な社会、および循環型経済の実現に向けた環境対応製品として、モノマテリアル化に適性の高いフィルム、その利用を中心に紹介する。

  1. 環境動向、東洋紡での環境対応製品開発
    1. 国内外でのプラスチック資源対応状況
    2. プラスチックごみに対する規制
    3. モノマテリアル推進の動き
    4. 東洋紡の環境対応フィルム
  2. モノマテリアル化における課題
    1. モノマテリアル化に求められるもの
    2. CEFLEXのガイドライン
    3. 包材機能面での課題
  3. 材料と構成提案
    1. ポリエステル材料
    2. モノポリエステル構成例
    3. ポリプロピレン材料
    4. モノポリプロピレン構成例
  4. 今後の展望
    1. 使用済みプラスチックの活用手法
    2. マテリアルリサイクルによる取組み ~Beverage Bottles To Film – BB2F ® ~
    3. ケミカルリサイクルによる取組み

第3部 水系ハイバリアコーティングにより実現する包装材のモノマテリアル化と堆肥化可能なフィルムへの応用

(2021年11月18日 14:45〜16:15)

 包装材に求められる水蒸気や酸素バリア性能を満たしつつ、環境に優しいモノマテリアル化を実現する水系コーティングフィルムについて解説する。さらに生分解フィルムへのバリアコーティングの展開についても説明する。

  1. 水系コーティングによるバリア性付与
    1. 酸素バリア性
    2. 水蒸気バリア性
  2. コーテッドフィルムのリサイクル性
  3. 応用例
    1. PE
    2. PP
    3. PET
  4. 堆肥化可能な包装用フィルム
    1. 堆肥化可能なフィルムに求められる特性
    2. 製品ラインナップ
    3. 実際の製品例とバリア性能

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて