医薬品市場予測のためのデスクリサーチ・インサイトリサーチとその活用法術

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本セミナーでは、医薬品市場予測について基礎から解説し、お金をかけずに自分ですぐに市場に当たりをつける時のコツ、新規市場予測の裏付けとなるマーケットリサーチとその確度を高めるコツについて詳解いたします。

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プログラム

第1部. オープンデータからの市場規模・患者数推定とそのデータの読み方・活用法

(2021年11月16日 10:00〜12:00)

  1. 患者数予測の重要性
  2. 疫学文献や治療ガイドラインを用いた有病率・患者数の推計方法
    1. 文献検索の方法
    2. 文献情報の統合
    3. 有病率・患者数推計
  3. 人口動態を用いた患者数の将来予測
    1. 人口動態のデータとは
    2. 人口動態を用いた将来予測方法
  4. データベースを用いた患者数予測
    1. 日本で使用可能なデータの種類と特徴
      • 疫学データ
      • 医療データ (レセプト・薬局・病院)
      • NDBオープンデータ
    2. データによる患者数推計
      • 患者数推計方法
      • それぞれのデータベースによる患者数推計の利点と課題

第2部. デスクリサーチでできる化合物評価や市場予測およびベンチマークの手法

(2021年11月16日 12:45〜14:45)

 これまでに何度か医薬品市場の大きな変化を体験していますが、その際の製薬企業の取り組み方がその後の事業成績を分けたことはご案内のとおりです。欧米製薬企業ではマーケットドリブンのベンチマークを初めに設定する企業が多いのはこのためで、自社化合物や技術を評価する場合でも他社の開発化合物や技術も含めて広く、同一基準で評価することが一般的になっています。Target Product Profile (TPP) を設定する場合では自社開発化合物のTPPを前提にすれば自ずと自社開発化合物ありきの評価になる恐れがあります。そのため、事業戦略に基づく開発戦略や販売戦略に則ってTPPを設定することが重要です。  そこでこのセミナーでは、医薬品市場のトレンド調査やTPPの設定、開発化合物や創薬基盤技術の評価の留意点について概説したいと思います。

  1. マーケットドリブンの市場予測
    1. 医薬品市場における過去の相転移
    2. 進行中の相転移 – 核酸医薬・遺伝子治療・細胞治療 -
  2. TPP設定
    1. 一般的なTPP設定方法
    2. TPP設定の最近の傾向
    3. 核酸医薬品・遺伝子治療・細胞治療の留意点
  3. 開発化合物や創薬基盤技術の評価
    1. 一般的な情報収集方法
    2. Proof of Research ConceptとProof of Clinical Concept
    3. 現実化してきた新しい医療と製品戦略の限界
    4. 不確定要因に対する対策
  4. コロナ禍の下での意思決定のスピードアップ化

第3部. 新規市場でのマーケットリサーチ・患者インサイト発掘

(2021年11月16日 15:00〜17:00)

 新規市場における将来の新薬の売上を予測し、事業性評価を行うということは、未知の部分が大きい市場を知り、その将来予測を行うということになる。将来を正確に予測することは出来ないが、現在の市場実態、医療提供と患者のインサイトの掘り起こしから、将来につながる要素を考察することで、将来に向けた戦略、意思決定、見通しに基づく計画作成はできる。新規市場の将来市場予測への活用を含む、説得力のあるプライマリーデータを得るには、予測する市場の環境によって最適なプライマリー調査を企画設計し、将来の予測につながる結果とそれを裏付ける根拠をストーリーとして見せられることが肝要である。  本セミナーではそのような観点から、より事業にインパクトのあるマーケットリサーチの活用をして頂くことを狙いとしている。

  1. 医薬品マーケティング
  2. インサイトとマーケットリサーチ
    • インサイトとは
    • 定性調査と定量調査
    • リサーチの手法
  3. 新規市場を知るということ
    • 新規市場を理解する上で留意すべきこと
    • 新規市場におけるマーケットリサーチ
    • 海外のマーケットリサーチ
  4. リサーチで得る開発品の市場性評価
    • TPP設定と評価
    • 処方受容度の取り方
  5. 患者インサイトについて
  6. マーケットリサーチ企画・リサーチ会社との付き合い方・リサーチ結果有効活用のポイント

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