自動車用駆動系・エンジンオイルの基礎と実際

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本セミナーは、自動車用駆動系・エンジンオイルの中味や実用性能とその評価法、各種材料との適合性、潤滑油に関連するサプライチェーンの実態と将来展望について解説いたします。

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プログラム

近年の潤滑油は、その高性能化や多機能化の結果、内容がブラックボックス化する傾向にあり、限られた関係者にしか詳細を知る機会がないのが現状である。講師は49年間にわたり、潤滑油の研究開発、性能評価、製造、品質管理、製品企画、販売、市場調査、教育研修、規格制定、添加剤のマーケティングと技術サービス、機械メーカーとの折衝などを担当してきた。  本セミナーは、これらの実体験を基に、自動車用駆動系・エンジンオイルの中味や実用性能とその評価法、各種材料との適合性などについて解説し、潤滑油に関する実用的な知識を吸収していただくとともに、今後急展開が予想される自動車の電動化が駆動系・エンジンオイルに及ぼす影響についても理解を深めていただくために企画した。また、潤滑油に関連するサプライチェーンの実態と将来展望についても解説する。

  1. 駆動系オイルの基礎
    1. 駆動系オイルの構成要素とその働き
      • 駆動系オイルに用いられる基油の種類と特徴
      • 駆動系オイルに用いられる添加剤の種類と特徴、作用機構
    2. 駆動系オイルの規格・分類と要求性能
      • 駆動系および駆動系オイルの種類と分類
      • 駆動系オイルの規格とその変遷
      • 分類ごとの駆動系オイルへの要求性能
    3. 駆動系オイルの評価法と実用性能
      • 駆動系オイルの物性・性能評価項目の意義と評価法
      • 駆動系オイルの実用性能評価法と問題点
      • 駆動系オイルの劣化メカニズムと評価法
    4. 駆動系オイルの配合設計と材料への影響
      • 駆動系オイルの処方例
      • 駆動系に用いられる材料の動向
      • 駆動系オイル処方の材料への影響
    5. 駆動系オイルの将来動向
      • 自動車の省燃費化と駆動系オイルの動向
      • 自動車の電動化と駆動系オイルの動向
  2. エンジンオイルの基礎
    1. エンジンオイルの構成要素とその働き
      • エンジンオイルに用いられる基油の種類と特徴
      • エンジンオイルに用いられる添加剤の種類と特徴、作用機構
    2. エンジンオイルの規格・分類と要求性能
      • エンジンおよびエンジンオイルの種類と分類
      • 日米欧におけるエンジンオイル規格の変遷
      • 分類ごとのエンジンオイルへの要求性能
    3. エンジンオイルの評価法と実用性能
      • エンジンオイルの物性・性能評価項目の意義と評価法
      • エンジンオイルの実用性能評価法と問題点
      • エンジンオイルの省燃費性評価法と問題点
      • エンジンオイルの劣化メカニズムと評価法
    4. エンジンオイルの配合設計と材料への影響
      • ガソリンエンジンオイルの処方例
      • ディーゼルエンジンオイルの処方例
      • エンジンに用いられる材料の動向
      • エンジンオイル処方の材料への影響
    5. エンジンオイルの将来動向
      • 自動車の省燃費化とエンジンオイルの動向
      • 自動車の電動化とエンジンオイルの動向
  3. 自動車用潤滑油のサプライチェーン
    1. 駆動系・エンジンオイルのサプライチェーン
      • 自動車メーカーの工場充填油・純正油のサプライチェーン
      • 石油メーカー社品のサプライチェーン
      • アフターマーケット品のサプライチェーン
    2. 添加剤のサプライチェーン
      • パッケージ添加剤のサプライチェーン
      • コンポーネント添加剤のサプライチェーン
    3. サプライチェーンの将来展望
  4. まとめ

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