5G向け透明アンテナの作製、材料技術と設計、解析法

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本セミナーでは、壁・天井・車窓など外観や景観を維持したまま設置可能な透明アンテナの開発、直進性が高く遮蔽、減衰しやすいミリ波の課題を克服する電波伝搬の制御技術について詳解いたします。

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プログラム

第1部 透明導電フィルムの開発動向と透明アンテナへの応用

(2021年10月6日 10:30〜12:10)

 透明導電性フィルムの最大の用途はタッチパネルであるが、最近5Gアンテナなどへの応用などアンテナへの用途拡大が期待されている。その為には低抵抗透明導電性フィルムが必要である。本講座では低抵抗かからアンテナの各種用途までを解説する。

  1. 透明導電性フィルムの種類と用途
  2. 透明アンテナのための課題
  3. 透明アンテナのための導電材の低抵抗化
    1. メッシュ電導材
    2. その他の低抵抗導電材
  4. 透明アンテナのための基材材料
  5. 周波数に応じた透明アンテナの用途
  6. ミリ波での特殊アンテナの透明化

第2部 グラフェンを用いた透明アンテナの作製技術と性能向上のアプローチ

(2021年10月6日 13:00〜14:40)

  1. グラフェンとは?
    1. グラフェンの構造
    2. グラフェンの特異な物性
    3. グラフェンの作製方法
    4. グラフェンの化学気相成長法 (CVD) と転写技術
  2. IoT技術、5G技術において注目される透明アンテナ技術
    1. 既存の透明アンテナ技術
    2. 透明アンテナ材料としてのグラフェンの特徴
    3. グラフェンの電気物性と光学物性の評価法
  3. CVDグラフェンを用いた透明アンテナ
    1. 単層CVDグラフェンを用いた透明アンテナの作製と評価
    2. 積層と化学ドーピングによるグラフェンの低抵抗化技術
    3. 低抵抗化グラフェンを用いて作製した透明アンテナの作製技術
    4. 低抵抗化グラフェンを用いて作製した透明アンテナの特性 (利得、放射効率など)
  4. まとめ:グラフェンのデバイス応用に関する今後の研究動向

第3部 タッチパネル一体型透明5Gアンテナの設計と解析

(2021年10月6日 14:50〜16:30)

 5Gにより使用周波数がさらに増え、また、通信速度向上のためMIMO技術を取り入れるなど、アンテナの数を増やす必要がある。スマートフォンなど小型端末では、アンテナを設置するためのスペースが非常に限られており、そのため、タッチパネルにもアンテナを設置が迫られている。  本講演では、タッチパネルに設置する透明アンテナを紹介するとともに、その設計・解析について解説する。

  1. 背景
    1. タッチパネルアンテナの必要性
    2. タッチパネル構造
  2. 材質の電気特性
    1. アンテナ設計に必要な材質特性
    2. 材質特性の測定
  3. アンテナ
    1. 小型端末用アンテナ
    2. タッチパネル用アンテナ
  4. シミュレーション
    1. FDTD法
    2. 解析モデル
  5. 実験
    1. 試作モデル
    2. 実験結果

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