マテリアルリサイクルのためのモノマテリアル化およびポリマーブレンドの技術ポイント

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本セミナーでは、バイオマス系プラのレオロジー・固体物性や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルの高性能化、さらには相容化剤や相構造制御といったポリマーアロイ/ブレンドの知識や技術など、リサイクルを目指した材料開発・改良を図る際に知っておきたい高分子物性の基礎から構造制御・高性能化技術までを解説いたします。

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プログラム

環境問題への意識の高まりから、プラスチックのマテリアルリサイクルやモノマテリアル化に関心が集まっています。また、バイオマス由来のプラスチックへの代替も検討が進んでいます。  本セミナーでは、これらの技術開発に必須となる知見について学術的視点から説明します。モノマテリアル化で中心となるポリオレフィンやポリエステルの高性能化、バイオマス素材の固体および溶融体物性、ポリマーブレンドの構造制御と相容化剤の役割などについて解説します。

  1. モノマテリアル化に必要となる要素技術
    ~モノマテリアル化は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートが中心~
    1. 積層フィルムの構成と必要な物性 (三材料の特性比較)
    2. 水蒸気・ガスバリア性
    3. ヒートシール性
    4. 剛性:~ポリオレフィンの弾性率を著しく上昇させる手法~
  2. リサイクルに必要となるポリマーブレンドの基礎知識
    ~非相溶なポリマーブレンドの構造制御を中心に~
    1. ポリマーブレンドの基礎
    2. 相溶性の予測
    3. 非相溶系ブレンドにおける相構造の決定因子
    4. 相容化剤とその役割
    5. ポリオレフィン系ブレンドの相溶性と構造制御
    6. ポリエステル系ブレンドの相溶性と構造制御
    7. 分散性向上のための混合の基礎
  3. バイオマス由来のプラスチックの特性とその高性能化
    ~既存プラスチックからの代替を進めるには~
    1. バイオプラスチックの動向
    2. 透明バイオプラスチック (種類と光学特性の把握)
    3. 結晶性バイオプラスチック
      1. バイオポリエステルの種類と特長
      2. PLAの改質
        • 成形性
        • 結晶化速度
        • 破壊靭性
      3. バイオポリエステル全般に応用可能な改質方法の紹介

受講料

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