超臨界流体を用いた物質合成と機能性材料の創生技術

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本セミナーでは、超臨界流体について基礎から解説し、超臨界流体による分離技術・物質合成・新規材料開発について詳解いたします。

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プログラム

超臨界流体は、臨界温度および臨界圧力を超えた非凝縮性高密度流体である。超臨界流体は従来の液体溶媒とは異なり、その密度を理想気体に近い希薄な状態から液体に相当する高密度な状態まで連続的に変化させることが可能であり、温度・圧力を操作変数とすることにより溶解特性等の諸物性の大幅な制御が可能なユニークな溶媒である。さらに、低粘度かつ高拡散性であり液体と気体の利点を兼ね備えており、それらの特徴を利用したその工業的利用が検討されている。超臨界状態の二酸化炭素を用いたコーヒー豆の脱カフェイン技術は多く知られているが、近年では超臨界流体を用いた物質合成および材料開発が活発に行われている。しかしながら、高圧技術であるため、耐圧性を有する特殊な実験機器が必要であることから、手軽に実験を行うことは難しい。  本講演では、超臨界流体の溶媒特性を理解した物質合成および機能性材料の開発などの状況について解説する。

  1. 超臨界流体の溶媒特性
    1. 超臨界流体を用いたプロセスの特徴
    2. 超臨界流体を含む物質系の相平衡
    3. 温度と圧力操作により大きく変化する溶媒特性
  2. 超臨界流体を用いた分離技術
    1. 超臨界二酸化炭素による抽出・分離
    2. 亜臨界水による抽出・分離
    3. 超臨界流体クロマトグラフィー
  3. 超臨界流体を用いた物質合成
    1. 超臨界二酸化炭素を用いた物質合成
    2. 超臨界水・亜臨界水を用いた物質合成・分解変換
    3. その他の超臨界・亜臨界流体を用いた物質合成
  4. 超臨界流体を用いた機能性材料の開発
    1. 超臨界流体を用いた材料開発のコンセプト
    2. 超臨界流体の特徴を利用した材料開発における応用例
  5. まとめ

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