本セミナーでは、難解なICH Q10を分かりやすく解説し、医薬品品質システム構築の要点をまとめます。また、品質マニュアルのサンプルも配布いたします。
日時
- 2021年8月5日 13時00分〜 2021年8月5日 16時00分
- 2021年8月19日 13時00分〜 2021年8月19日 16時00分
- 2021年8月24日 13時00分〜 2021年8月24日 16時00分
- 2021年8月26日 13時00分〜 2021年8月26日 16時00分
- 2021年8月31日 13時00分〜 2021年8月31日 16時00分
プログラム
2021年8月5日「医薬品品質システムコース」
2021年8月1日からGMP省令が改正されます。 改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されました。特にICH-Q9 (品質リスクマネジメント) やICH-Q10 (医薬品品質システム) の遵守が求められます。それにより、品質保証体制の充実が求められることとなりました。ICH Q10 (医薬品品質システム) の取り込みはグローバルな流れでもあります。したがって、改正GMP省令においては、ICH Q10の浸透が強く要求されます。 では、医薬品品質システムとはいったい何でしょうか。医薬品品質システムにおいては、経営層 (トップマネジメント) の関与が求められます。トップマネジメントは、医薬品品質システムの確立と実施の責任を持ちます。また、定期的にマネジメントレビュによって品質をレビュし、医薬品品質システムの見直しを実施しなければなりません。それにより、医薬品のライフサイクル全期間での継続的改善を促進することとなります。 医薬品品質システムにおいては、
- マネジメントレビュー
- 製造プロセスの稼働性能および製品品質のモニタリングシステム
- 是正措置および予防措置システム (CAPA)
- 変更マネジメントシステム
といった4本の柱から構成されています。 また、製造所においては、従来の品質部門に品質保証に係る業務を担う組織 (QA) の設置が規定されました。製造管理者の管理監督の下、品質保証に係わる業務を実際に遂行する組織としての手順書の作成と実施が求められます。さらに品質保証部門 (QA) は、是正措置や予防措置 (CAPA) を通じて、品質の改善を実施しなければなりません。 本セミナーでは、難解なICH Q10を分かりやすく解説し、医薬品品質システム構築の要点をまとめます。また、品質マニュアルのサンプルも配布いたします。
- 医薬品品質システム (ICH Q10) とは
- マネジメントレビュとは
- 製造プロセスの稼働性能および製品品質のモニタリングシステムとは
- CAPA (是正措置・予防措置) とは
- 変更マネジメントシステムとは
- 品質保証部門 (QA) の役割と責任について
- 品質マニュアルサンプル解説
- 質疑応答
2021年8月19日「品質リスクマネジメントコース」
2021年8月1日からGMP省令が改正されます。改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されました。 特にICH-Q9 (品質リスクマネジメント) やICH-Q10 (医薬品品質システム) の遵守が求められます。医薬品等の製造・品質管理において、あらゆるリスクを低減し、患者の安全性を担保することは極めて重要です。これまでICH-Q9 「品質リスクマネジメントに関するガイドライン」は課長通知として発出されていました。品質管理・品質保証と品質リスクマネジメントは表裏一体です。どちらもPDCAサイクルを持ち、常に実践することが求められます。しかしながら、ICH-Q9 「品質リスクマネジメントに関するガイドライン」は難解です。 改正GMP省令においては、適切に品質リスクマネジメントが活用されるよう、ICH-Q9の原則に則して手順書の作成と実施が求められます。しかしながら、品質リスクマネジメントでは、特定の部門を設置したり、新たな手順書を1冊作成すれば良いというものではありません。すべての既存の組織におけるすべての手順書に品質リスクマネジメントに関する要素を盛り込んでいく必要があります。 本セミナーでは、難解なICH Q9を分かりやすく解説し、品質リスクマネジメントの要点をまとめます。
また、品質リスクマネジメント手順書のサンプルも配布いたします。
- リスクとは
- 「リスク」って何でしょ?
- リスクに関するテスト #1
- リスクに関するテスト #2
- リスクとは
- 航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
- リスク評価の実際 (R-Map法)
- 危害の程度
- 発生頻度のゼロレベル
- 発生頻度の確率的表現
- 許容可能なリスク (「安全」の定義)
- 誤使用・不注意に分類された事故例
- 誤使用・不注意事故とヒューマンエラー
- 製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
- ヒューマンエラーの一般例
- どうやって安全にするのか?
- 一般的なリスクマネジメントプロセス
- ICH Q9 「品質リスクマネジメントに関するガイドライン」概要
- ICH Q9とは何か?
- ICH Q9を実践することによる望ましい状態
- 用語解説
- 一般的なリスクマネジメントプロセス
- リスクとリスクマネジメント
- 用語の定義
- ハザード (hazard) の例
- 一般的なリスクマネジメントプロセス
- ハザード、危害、リスク
- リスクアセスメント、リスクコントロール、リスクレビュ
- 一般的な品質リスクマネジメントプロセス
- リスクベースドアプローチとは
- コンプライアンスコストの増大
- 受容可能なレベルまでのリスクの低減
- コンプライアンス・コスト・マネジメント
- 規制コストの増大
- FDA cGMPs for the 21st Century Initiative
- リスクベースドアプローチとは
- リスクベースドアプローチの効能
- cGMPの改革と21 CFR Part 11の改定
- 構造設備における品質リスクマネジメント
- 製品とプロセスの理解
- リスクのとらえ方
- 適格性評価 (OQ) と品質リスクマネジメント
- 詳細なリスクアセスメント実施手順
- リスク分析手法
- 欠陥モード影響解析 (FMEA:Failure Mode Effective Analysis)
- FMEAによる詳細なリスクアセスメント
- 詳細なリスクアセスメントの実施
- FTA : Fault Tree Analysis
- HAZOP : Hazard and Operability Study
- 質疑応答
2021年8月24日「CAPAコース」
2021年8月1日からGMP省令が改正されます。改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されました。これまで本邦におけるGMP省令には、CAPA (是正措置・予防措置) は盛り込まれていませんでした。改正GMP省令では、ICH Q10 医薬品品質システムの導入に伴い、CAPAが必須となりました。欧米の医薬品企業では、CAPAの概念の導入、検討が盛んに行われています。しかしながら、本邦においては、CAPAの情報管理が、手作業ベース (Excel、Word) で行われ、関連する資料と共に、紙ファイルで保存されているため、蓄積したデータの利用効率が悪く、CAPAの品質向上への効果が十分に得られないといった状況が見受けられます。 CAPAの考え方は、医薬品の査察のために米国FDAが開発し、その手順は医薬品品質システムの中で、最も重要なものとなりました。これに伴い、CAPAに関する査察が強化されました。すなわちCAPAは、FDA査察準備の最大のポイントと言えます。CAPAを見ることで、企業の製品に対する品質改善や法遵守の姿勢が見えてくることになります。 是正措置の目的は再発防止です。修正と是正措置は異なります。是正措置で最も大切なことは、根本的原因の発見です。根本的原因が特定できなければ、問題が再発します。また、根本的原因を個人の問題 (認識不足、勘違い等) にしたり、製品固有の問題としてはなりません。なぜならば、担当者はいずれ変更されるからです。担当者が変われば、同様な問題が再発します。是正措置では、必ず仕組み (SOP) を改善しなければなりません。CAPAを導入することにより、製造管理・品質管理における不適合の発生率を確実に減少させることが出来ます。当局査察では、必ずCAPA手順書の提示を求められます。また、その記録も厳重に調査されます。CAPAは、導入すれば終わりではなく、継続的に運用することが重要です。 本セミナーでは、初心者にもわかりやすいように難解なCAPAを分かりやすく基本から解説を行います。また、CAPA手順書のサンプルも配布いたします。
- CAPA概要
- なぜCAPAか?
- CAPAとは?
- 是正措置とは
- 修正とは
- 修正と是正措置の違い
- 予防措置とは
- 予防措置とはリスク管理のことである
- 応急措置→修正措置→是正措置→予防措置
- 是正措置がなく予防措置のみ発生する事例
- ボーイング787型機の運航再開
- 品質苦情、CAPAとリスクマネジメントの関係性
- 根本的原因の究明
- 原因の究明と再発防止が最重要
- PDCAのサイクルと再発防止
- 是正措置の考え方と実施
- 根本的原因 (Root Cause) を見極める
- 周知徹底、教育訓練は是正措置にはならない
- 根本的原因 (Root Cause) を見極める
- 是正措置 (再発防止) のためには、根本的原因の特定が重要
- 不適合発生の原因 ~システムの運用がなされていないこと (不実行) ~
- 不適合発生の原因分析フロー
- 原因調査 ~分析手法~
- 予防措置・予防措置で大事なこと
- 予防措置の手順
- 品質監査とCAPA
- 品質管理 (QC) 、品質保証 (QA) 、監査 (Audit) はそれぞれ違う
- 監査の目的
- 820.22 品質監査
- PIC/S GMP Self Inspection (自己点検)
- 監査担当者の要件
- ISO9000 適合性と妥当性~文書と記録~
- 内部監査と是正措置
- 内部監査の是正措置・予防措置
- 内部監査の是正措置・予防措置 (内部監査の指摘分類)
- 内部監査と是正措置
- 内部監査~品質マネジメントシステムとして~
- CAPAの7段階
- ステップ1: 問題の識別
- ステップ2: 原因調査
- 根本的原因の分析
- 根本的原因の追究
- ステップ3: 措置の識別 (措置の計画)
- ステップ4: 検証または妥当性確認 (措置の実施)
- ステップ5: 記録 (措置の実施)
- ステップ6: 責任者への伝達 (措置の実施)
- 教育訓練
- ステップ7: 報告
- 有効性の確認
- マネジメントレビュへの提出
- CAPAの手順書・様式解説
- 質疑応答
2021年8月26日「データインテグリティコース」
2021年8月1日からGMP省令が改正されます。改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されました。改正GMP省令では、データインテグリティに関する手順書の整備が求められることになりました。しかしながら、データインテグリティは新しい概念ではありません。紙媒体であれ、電子記録であれ、記録 (データ) や文書の信頼性を担保することは極めて重要です。
いったいどんな手順書を作成すれば良いのでしょうか。データインテグリティに関する手順書は、企業や組織で1冊作成すれば良いというものではありません。現存の関連するすべての手順書にデータインテグリティを保証するための手順を埋め込んでいかなければなりません。インテグリティ (integrity) を辞書で引くと「誠実」という意味であることが分かります。
では、データが誠実ということは何を意味するのでしょうか。その答えは、規制当局にとってデータが信用できるということです。そのためには、データは作成されてから現在までの経緯 (例:変更) がわかるようにしておかなければなりません。つまり紙媒体であれ、電子記録であれ監査証跡が必要です。監査証跡が必要ということは、データが生データだけではなく、メタデータも含めて完全でなければならないということです。したがって、データインテグリティは、「データの完全性」と訳されます。
ではいったい、データの完全性を担保するためには、どのような事項に留意するべきなのでしょうか。またデータインテグリティが失われた場合、何が問題になるのでしょうか。昨今の製薬企業では、記録を手書きにより作成することは非常に少なくなりました。多くの場合、記録は電子で作成されます。記録の保管については電子記録を紙媒体に印刷したものに手書き署名 (記名・捺印) をするといったハイブリッドな使用方法が多くを占めます。しかしながら、ハイブリッドシステムでは不正が容易になってしまいます。つまり電子記録を改竄した後に再印刷し、バックデートで署名するといった手口です。
電子記録と紙媒体の管理はどのように行うべきでしょうか。一方において、FDAは1997年に21 CFR Part11を発行し、電子記録の信頼性に関する要求事項を明らかにしました。しかしながら、その要件には実現が困難なものも多くありました。特に問題となったのは、コンプライアンスコストです。規制当局は、患者の安全性を担保するために規制要件を強化する必要がありますが、規制要件を強化しすぎるとコンプライアンスコストを高める結果となってしまいます。製薬企業が負ったコンプライアンスコストは薬価に転嫁され、結果的には患者負担となってしまいます。すなわち、いたずらにコンプライアンスコストを高めてしまうことは、逆に患者に負担を強いる結果となってしまうのです。そこでFDAは、2003年に新しい医薬品監視指導方針として「リスクベースドアプローチ」という方法を発表しました。
FDAの最新のPart11の期待と指導はどのようになっているのでしょうか。またFDAの査察官は、どのように電子記録の不正を見破るのでしょうか。2015年には、イギリスのMHRAが「MHRA Data Integrity Definitions and Expectations」と呼ばれるガイダンスを発行し、2018年に改定されました。その内容は非常に参考になります。今後は世界の規制当局が同じようにデータインテグリティに関する期待を述べる機会が増えると思われます。しかしながら、本邦においてはデータインテグリティに関するガイドラインが発出されていません。
本セミナーでは、データや文書のインテグリティ確保に関する基本的な事項を要点をまとめてわかりやすく解説いたします。またデータインテグリティSOPのサンプルを配布し、データインテグリティSOPの作成方法を説明いたします。
- データインテグリティの誤解
- データインテグリティとは
- FDAの期待と指導の変遷
- データインテグリティに関する規制要件
- 用語の定義
- 電子生データとは
- ALCOAとは
- リスクベースドアプローチ
- リスクマネジメント
- SOPの作成方法
- ハイブリッドシステムの問題点
- コンピュータ化システムの見直し
- Self Inspection (自己点検) の重要性
- 質疑応答
2021年8月31日「バリデーションコース」
2021年8月1日からGMP省令が改正されます。改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されました。改正GMP省令では、従前のバリデーション基準が廃止され、バリデーション指針となりました。本邦においては、バリデーション指針またはPIC/S GMP Annex 15「適格性評価とバリデーション」の遵守が求められます。 PIC/S GMP Annex 15 「適格性評価とバリデーション」は、2015年10月1日から改定版が施行されました。 改定版Annex15では、バリデーションに関して、大きな変更が実施されました。改定版では、2013年1月1日から改定されたAnnex11 (コンピュータ化システム) 、Annex13 (治験薬) との整合性や、ICH – Q8、Q9、Q10との整合性を考慮されました。 プロセスバリデーションについては、2011年のFDAのガイドラインの改定を皮切りに、大きな変革がありました。製薬企業におけるコンプライアンスコストの上昇は、最終的に患者負担になるため、バリデーション実施に対する負荷を軽減する必要がありました。そこでベリフィケーションという概念が導入されています。 バリデーションとベリフィケーションはいったい何が違うのでしょうか。またそれぞれの特徴やメリット、デメリットは何でしょうか。またクオリフィケーション (適格性評価) とプロセスバリデーションの関係はどのようなものでしょうか。さらにコンピュータ化システムバリデーション (CSV) とクオリフィケーションとプロセスバリデーションの関係はどのようなものでしょうか。Annex15に記載されている用語はその理解が難しく、新しい用語も増えています。 用語の定義を正しく理解することは、極めて重要です。現在の製薬工場における施設・設備・装置・機器・ユーティリティのほとんどはコンピュータ化 (自動化) されています。 PIC/S GMP Annex11 コンピュータ化システムは、2013年1月1に改定版が施行されました。コンピュータ化システムにおいての要件にも留意しなければなりません。製薬工場 (GMP) におけるCSV実施の大半は、構造設備や分析機器です。 しかしながら、これまで構造設備や分析機器のCSVについて具体的に解説したセミナーや書籍は皆無でした。また多くの場合、IQ、OQは製薬企業ではなく、当該ベンダーが実施するというのが一般的になっています。 いったい、どういう風にCSVを実施すべきでしょうか。構造設備や分析機器の特徴は、ハードウェアが中心で、比較的小さなプログラム (PLCやファームウェア) でコントロールされています。 また、ITアプリケーションと違って、その品質が直感的にわかります。ITアプリケーションは、複雑かつ大規模なソフトウェアが中心であり、膨大なデータによるテスト (システムテスト、インテグレーションテスト等) を中心に実施します。 一方で、構造設備や分析機器は、DQ、IQ、OQ、PQといったQualification (適格性評価) が中心です。 これまで製薬業界では、プロセスバリデーションで使用されてきたDQ、IQ、OQ、PQといった用語を流用して、CSVを実施してきました。では、CSVのPQとプロセスバリデーションは何が違うのでしょうか。そういった、よく寄せられる疑問に答える形でセミナーを進めたいと考えています。 本セミナーでは。難解なバリデーションについて、わかりやすく解説いたします。
- バリデーションとは
- バリデーションとは
- GMPにおけるハードとソフト
- クオリフィケーション (適格性評価) とは
- CSVとクオリフィケーションとプロセスバリデーションの違い
- バリデーション基準からバリデーション指針へ
- バリデーション基準改定のインパクト
- 何が変わったのか
- バリデーション指針における新しい考え方
- PIC/S GMP Annex 15「適格性評価とバリデーション」概要
- Annex15の要点
- 医薬品ライフサイクルとは
- ICHガイドラインとの整合
- バリデーションからベリフィケーションへ
- 重要な用語の整理と理解
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 125,000円(税別) / 137,500円(税込)
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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アカデミー割引
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- 1名様あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。