2000年前後から研究開発が行われてきたマイクロ化学技術も13年程度たって、いくつかの生産プロセスから高機能ヒット商品が上市されるに至っている。
本セミナーでは、マイクロリアクター利用で最も重要な混合、伝熱に関して、その基礎を講述し、粒子設計、反応厳密操作などへの具体的事例とともに有効活用のポイントを講述する。次に、世界におけるこれまでの開発事例、最新動向を紹介し、ビジネスの視点も加味してマイクロリアクター利用の今後の展望について述べる。特に、近年欧米でクローズアップされているAIを利用した自動合成に関しての動向を詳述する。最後に参加者と議論する時間を設け、導入への考え方、固体閉塞などのハンドリング等、考慮すべき課題解決に対して、議論を通じて理解を深めるようにする。
本セミナーを受講することにより、マイクロリアクターの導入を考える際に必要な利用するポイントを把握できる。次に国内外のマイクロ化学プロセスの開発事例からどのような視点で利用しているかを理解できると同時に、自動フロー合成など、今後のマイクロ利用の方向を把握できる。最後に、マイクロリアクターを導入する際に鍵となる混合、除熱流路設計法、装置組み立て法とその実験方法、実生産への展開法の基礎を習熟でき、すぐに研究開発を開始できる素養が得られる。また、今後の化学技術の方向性に関してもブレーンストーミングできる。
- マイクロリアクター利用のロジック
- マイクロ空間利用の基礎
- マイクロ混合の論理とそれに基づく操作
- マイクロ空間での伝熱の特徴と伝熱デバイス設計
- ℃/sの昇温特性、伝熱係数が従来の50倍に
- 界面制御による高効率操作
- 壁との相互作用による混合、物質移動速度促進で高効率分離操作可能に
- マイクロリアクターによるプロセス事例
- 各種有機合成 (素反応制御)
- 過酷な条件での本質安全反応操作
- 高分子の厳密合成
- エマルション製造
- 核生成、粒子成長独立制御によるナノ粒子の厳密設計
- 生産プロセス化の現況と将来展望
- 適用分野
- 国内外での開発の動向と実用化例
(医薬品、各種機能製品、エネルギー関連など欧米の開発状況を詳述)
- マイクロリアクター、フロー合成技術利用の将来展望と今後の化学技術の方向性
- AI援用合成
- 自動フロー合成
- モジュール生産技術
- マイクロリアクター利用する際のQ&A
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。