車載用ディスプレイの技術トレンドと材料、加工技術

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本セミナーでは、車載用ディスプレイの大型化、曲面化、視認性、デザイン性など様々な要求に対応すべく最新の開発状況を解説いたします。

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プログラム

第1部 車載用静電容量タッチパネルの要求性能と最新動向

(2021年9月9日 10:30〜12:10)

 自動運転を見据え、電動化が急激に進む自動車において、ディスプレイの役割が大きく増している。デジタルネイティブ世代にとって、スマートフォンと同等の操作性を持つ、静電容量タッチパネル機能は、ヒューマンマシンインターフェイスとして、不可欠なものとなっている。車載用静電容量タッチパネルの最新動向と要求性能およびホシデンの取り組みを報告する。

  1. 自動車業界の動向
    1. 自動運転
    2. 電気自動車
    3. 車載用ディスプレイ
    4. コックピットの情報
  2. タッチパネルについて
    1. なぜタッチパネルか
    2. 求められる性能
    3. 抵抗膜式の問題点
  3. ホシデンについて
    1. 会社概要
    2. 製品群
    3. 市場売り上げ動向
    4. 車載実績
  4. 静電容量方式について
    1. 基本構造
    2. 代表構造
    3. サプライチェーン
  5. 市場からの要求について
    1. 地域別の要求
    2. カバーパネルへの要求
    3. インセルについて
    4. 大型化、曲面化への取り組み
    5. 開発事例

第2部 車載ディスプレイ向けシリコーンOCR (Optical Clear Resin) の最新技術

(2021年9月9日 13:00〜14:40)

 電気自動車へのシフトが進み革新的なデザインの自動車が登場する中、コックピットには様々な箇所にディスプレイが搭載されている。そのディスプレイの視認性を向上する材料としてオプティカルボンディング材がある。液晶とカバー材の貼合工程やディスプレイの設計によって、オプティカルボンディング材に求められる特性は様々である。本講座では最新の車載ディスプレイに向けて設計・開発されたシリコーンOCR (Optical Clear Resin) の特性や最新技術について紹介する。

  1. オプティカルボンディング概要
    1. オプティカルボンディングの役割
    2. 視認性向上されるメカニズム
    3. オプティカルボンディングに求められる特性
    4. OCR (Optical Clear Resin) とOCA (Optical Clear Adhesive)
  2. 車載ディスプレイの最新技術トレンド
    1. 市場状況
    2. 技術トレンド
  3. シリコーンOCR
    1. シリコーンの基本特性
    2. OCRの塗布工程
    3. シリコーンOCRの製品ポートフォリオ
    4. アクリルOCRとシリコーンOCRの比較
  4. その他シリコーンOCRの最新技術
    1. 大型ディスプレイ向けFLEXシリーズ
    2. HRI (High Reflective Index) シリコーンOCR
    3. 1液シリコーンOCR
    4. シリコーンOCA
    5. 開発ロードマップ

第3部 ケミカル加工による曲面ディスプレイの開発

(2021年9月9日 14:50〜16:30)
冨家 夏樹

 ガラス製有機ELパネルは、湾曲させることが難しいとされる中、当社の液晶パネルの加工事業で培った独自ケミカル加工技術を高度化させることにより、湾曲時に破断しない超薄板化を実現し、ガラス製でありながら、自在に湾曲できるガラス製有機ELパネルを実証することができました。フレキシブル仕様はフィルム製との認識に対して一石を投じるもので、特にフィルム製では難しいとされる高信頼性用途 (車載など) への展開が期待されます。

  1. 会社紹介
  2. ケミカル加工による曲面ディスプレイの開発 (サポイン事業:ガラス製有機ELパネル)
    1. 研究開発の背景
    2. 研究開発の目的・目標
    3. 湾曲性を実現する高度化ケミカル加工プロセス開発
    4. 大判対応の高度化ケミカル加工設備開発
    5. 湾曲性と信頼性を両立する新規封止構造開発
  3. 他製品への展開
    1. LCD製品への展開
    2. カバーガラス製品への展開
  4. おわりに

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