脂質ナノ粒子の形成メカニズムと効率的な製剤化技術

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プログラム

第1部. 脂質ナノ粒子やリポソームを利用した医薬品の評価

(2021年9月10日 11:00〜12:00)

 脂質ナノ粒子やリポソームを薬物送達に利用した医薬品が複数上市されている。有効成分は低分子化学合成品から中分子である核酸へ、また、投与経路も従来の静脈内投与から、経肺、筋肉内投与へと広がっており、今後さらなる利用が期待される。  本講演では、脂質ナノ粒子製剤やリポソーム製剤のガイドライン等を踏まえ、開発や評価の上で考慮すべき点を紹介する予定である。

  1. 脂質ナノ粒子やリポソームを利用した医薬品の進展
  2. 脂質ナノ粒子やリポソームを利用した医薬品の評価
    1. リポソーム製剤の開発に関するガイドラインを踏まえて
    2. 核酸 (siRNA) 搭載ナノ製剤に関するリフレクションペーパーを踏まえて

第2部. 脂質ナノ粒子を用いたRNAデリバリーとワクチン:製剤開発を成功に導く秘訣

(2021年9月10日 12:45〜14:15)

 RNAを利用した治療法は、私たちが病気に対処する方法を劇的に変えています。このアプリケーションは、遺伝子治療、癌治療から、新型コロナウイルス (COVID-19) などの感染予防のためのワクチンにまで及びます。本講演では、脂質ナノ粒子 (LNP) 製剤を使用したRNA治療薬の開発を成功させるために考慮すべき重要な品質特性に焦点を当てます。

第3部. マイクロ流路デバイスによる脂質ナノ粒子製剤の連続的製造

(2021年9月10日 14:30〜16:00)

 脂質ナノ粒子製剤、特に核酸封入製剤はsiRNA封入治療薬の初上市やmRNA封入ワクチンの急速な普及などを経て現在大きな注目を浴びています。一方で、従来の製法では製造再現性や粒径制御性等に課題があるとされ、その解決手段の一つとしてはマイクロ流路デバイスを用いた製造技術が挙げられます。今回はいくつかのマイクロ流路デバイスを例にとりその原理、特徴などを紹介します。

  1. マイクロ流路による脂質ナノ粒子形成の原理
  2. 流体力学的絞り込み (Hydrodynamic Focusing) を利用したマイクロ流路における脂質ナノ粒子製造の特徴
  3. カオス混合 (Chaotic mixing) を利用したマイクロ流路における脂質ナノ粒子製造の特徴
  4. 液液界面における希釈制御に注目したマイクロ流路における脂質ナノ粒子製造の特徴
  5. マイクロ流路を用いた製造プロセスのスケールアップ
  6. まとめ

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