実生産を目的としたフロープロセスの設備及び装置の設計ポイント

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本セミナーでは、フロープロセスについて取り上げ、フロープロセスの課題解決法、運用実績、メリットなどを主に海外での商業生産への適用例と講師の実経験や当事者から聞いた課題解決の苦労話を交えつつ具体例と最新情報を紹介いたします。

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プログラム

我が国は世界的に見ても比較的早い時期にマイクロリアクターを用いた化学反応のフロープロセスに対する研究開発に取り組んできた。その結果、新規触媒の開発や困難な反応へのフロープロセスの適用について数多くの実績を有し、また継続的に研究開発が活発に行われている。  一方、ファインケミカル、特殊ポリマーあるいは医薬産業分野での実生産への適用に関しては残念ながら現時点では海外の実績に対して後塵を拝しているのも事実である。しかし、この数年間で多くの国内企業がフロープロセスの実用化に向け積極的に取り組み始めるようになった。  本講では、フロープロセスの実用化を企図するプロセス技術者、エンジニア、あるいはフロープロセスへの投資を検討している企業にとって参考となる技術的チャレンジ、課題解決法、運用実績、メリットなどについて、主に海外での商業生産への適用例をとり、できるだけ多くの具体例と最新情報を紹介したい。

  1. フロープロセス工業化の概観
    • 歴史と背景 (Big ChemistryからFine Chemicalsへ)
    • ドライビングフォース
    • 日本の立ち位置
  2. 連続生産プロセスの特徴
    • Pros & Cons
    • バッチ法との比較
    • Process Intensification (プロセス局在化)
    • Mass Transfer Efficiency (物質変換効率)
    • Heat Transfer Efficiency (熱交換効率)
    • Steady State Reaction (定常反応場)
    • 後処理、固体ハンドリング、精製のチャレンジ
  3. 連続生産プロセス開発 (実例を含んで)
    • リアクター選定
    • ハイブリッドプロセス
    • スケールアップとナンバリングアップ
    • サンプリングとモニタリング
    • フロープロセスパラメーター
    • ケミストとエンジニア
  4. 実生産に対する要求事項と課題
    • ラボからプラントへ
    • 設計コンセプト
    • 運転コンセプト
    • 法・規制適合・GMP対応
    • 量産フロープロセス適用の難易度
  5. 「なぜフロープロセスを導入するのか」
    • 事業に即した目的の選択
    • ビジネスとしてのフィーザビリティ
    • 中国のダイナミクス
    • “Proudly Made In JAPAN”
  6. フロー生産のケーススタディ
    • 各国での実用化例のケーススタディ (GMP生産を含む)
    • 日本の状況 (強みと課題)
  7. まとめ・質疑応答

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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