本講座では、社会的に関心の高いナノカーボン材料を中心に、規制上の位置付け、有害性や暴露に関する知見、リスク評価事例について解説いたします。
フラーレンやカーボンナノチューブを始めとするナノ材料は、多くの分野での応用が期待される一方で、安全性に対する懸念から、研究開発を躊躇する雰囲気がある。 しかし、製品競争力を確保し、消費者にとってのメリットを最大化するためには、ナノ材料の有害性、暴露、リスクに関する知見の現状を理解し、単に予防的な態度ではなく、自主的なリスク評価を実施しつつ研究開発や市場化に取り組むことが重要である。 本講座では、社会的に関心の高いナノカーボン材料を中心に、規制上の位置付け、有害性や暴露に関する知見、リスク評価事例について解説する。