連日のように「プラスチック製品による環境悪役論」が報道テーマとして取り上げられています。一方では、2015年に国連サミットで決められたSDGsという理念に、相応の注目が集まるようになりました。
また、企業からの技術広報発信にも変化が見られ、それまでの “環境に配慮する企業の姿勢訴求” の枠を飛び出し、[持続可能で人々が理想的と考える社会を標榜する企業姿勢]がマーケティングツールとして力を持ち始めています。これらの新たな価値観が交錯する中で、高分子製品は残念なことに守勢に立たされています。
本講演では、単一企業では得られにくい重層的な情報を紹介します。また、過去に失敗した高分子関連新規テーマとその製品を検証し、それにゴーサインを出した企業における意思決定の在り方も考えます。
新規テーマ確立のための支援実績が豊富な講師の経験を加味しながら “多面的な論点と新鮮な情報に接する時間” を目指しつつ、プログラムを構成致しました。
- 環境問題を巡る動き
- SDGs [持続可能な開発目標] 入門
- 二酸化炭素排出をめぐる国際動向と日本の法体系
- 高分子分野の環境用語
- 生分解性プラスチック
- バイオマスプラスチック
- バイオプラスチック
- グリーンプラスチック
- バイオミネラリゼーション
- 温室効果ガス
- 主な環境統計資料の解説
- 本テキストには最新の環境関連資料・統計類が付録として収載されています
- 有望テーマを探すための情報と視点
- 新規テーマを模索する方が備えるべき教養
- SDGsと高分子製品群の相反性
- FCVがCO2排出源であることを見抜けない世論との対峙
- 新規テーマの自社完結が困難化する時代
- 温故知新 挫折の新規テーマから学ぶこと
- 化学屋の独り相撲「天然物の合成化」
- 大市場形成を夢見た「生分解性プラスチック」
- 完敗の「電波吸収体」および 技術の大局観
- 仮死状態が続く「ナノテクノロジーテーマ」
- テーマ構築に求められる多様な論点
- 結局は見積書が支配する高分子製品市場
- 世界分業における日本の立ち位置 考
- マーケテイングとしてのSDGs訴求と環境訴求の効果
- 市場が待望している機能性高分子製品の実像例
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様でお申込みの場合、1名につき 35,700円(税別) / 39,270円(税込) (7,700円 割引)
- 3名様以上でお申込みの場合、1名につき 32,700円 / 35,970円(税込) (11,000円 割引)
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 71,400円(税別) / 78,540円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 98,100円(税別) / 107,910円(税込)
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。