炭化ケイ素繊維の基礎とその応用

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、超耐熱、軽量で航空エンジンや高圧タービンなどの応用に期待される炭化ケイ素繊維(SiC繊維)について、基礎から解説いたします。
炭化ケイ素繊維強度に直接的な影響を及ぼす高温での熱処理過程での微細構造変化に焦点を当て、炭化ケイ素繊維開発に関する歴史的な背景から技術開発の現状、今後の展望まで幅広く解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

前駆体法による炭化ケイ素繊維は、東北大学の (故) 矢島教授により1970年代初期に発明され、その後、日本カーボン 株式会社 と宇部興産 株式会社 の二社により独自の繊維開発が始まった。当初は各種非晶質繊維の開発が進められたが、非晶質構造では1500℃を超えると急激な強度低下が起こったことから、新たな技術開発が進められ、1996年以降になって、第3世代の炭化ケイ素繊維と位置付けられている2000℃までの耐熱性を有する結晶質炭化ケイ素繊維が開発された。同繊維は、有機ケイ素高分子を前駆体とし、溶融紡糸、空気中での酸化及び窒素中での焼成を経て得られる非晶質炭化ケイ素系繊維を、高温のアルゴン中で熱分解・焼結させて合成される。  本講義では、炭化ケイ素繊維強度に直接的な影響を及ぼす高温での熱処理過程での微細構造変化に焦点を当てるとともに、炭化ケイ素繊維開発に関する歴史的な背景から技術開発の現状、ならびに今後の展望まで幅広いお話をさせて戴きます。

  1. 無機繊維の開発の歴史
  2. 炭化ケイ素繊維開発の歴史
  3. 前駆体法による炭化ケイ素繊維の開発について
  4. 2000℃の耐熱性を有する結晶質炭化ケイ素繊維の開発について
  5. 炭化ケイ素繊維の強度向上を目的とした微細構造制御技術について
  6. 炭化ケイ素繊維の今後について

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

ライブ配信セミナーについて