第1部. 待ったなし! カーボンニュートラルが自動車業界に与えるインパクト
~勝ち残りをかけた日本自動車産業の課題~
(2021年8月27日 13:30〜14:40)
2020年末に菅首相が宣言したカーボンニュートラル。世界主要国においても同様の国家ビジョンが打ち出されている。呼応するように、主要OEMも2050年をターゲットとした長期環境ビジョンの検討・具体化を進めている。以前から、自動車における脱炭素化はCASEの一角として注目されていたが、2010年代においてはOEM間での開発競争が中心で、市場の大部分は引き続き旧来型パワートレインであった。
2020年代は、電動化の波がパワートレインミックスを変えるだけではなく、いよいよ数十年来の自動車産業の勢力図を大きく変えると予想される。特にレガシーやしがらみに縛られない異業種プレーヤーや新興企業の急進は著しく、既に米テスラの時価総額は日系主要OEMを全て束ねても届かない規模となった。ただ、これらの環境変化は日系企業にとっても事業機会と捉えられる。今後10年間で、規模を追求し収益を刈り取っていくフェーズにシフトし、2030年代以降も日本の根幹産業を支え続ける道筋をつける必要がある。
本セミナーでは、主要国の環境政策の概観をおさらいするとともに、電動化時代の主役を担うであろう企業の取り組みを分かりやすく解説する。また、これらを材料としつつ、日系の自動車メーカ及び、部品・素材メーカにとっての事業機会や示唆を抽出する。今後、自社において脱炭素化をどう捉え、経営・事業をどのようにかじ取りしていくべきか、を検討する際の一助となれば幸いです。ぜひ、ご参加ください。
- はじめに
- 脱炭素化メガトレンド
- 脱炭素化を取り巻く環境変化
- 各国の環境政策概要と脱炭素化目標 (欧州・米国・中国)
- 日本の『カーボンニュートラル』実現のロードマップ
- 国内における自動車政策と課題
- 脱炭素化時代における自動車産業の勢力図変化
- グローバルOEMの脱炭素化ビジョン・取り組み事例
- 既存OEMが抱えるジレンマ
- チャンスを伺う後発参入企業
- 日系製造業の事業機会
- 日系自動車産業の課題まとめ
- 部品・素材メーカにとってのインパクトと事業機会
第2部. 自動車大変革期における素材メーカの動向
~変革をチャンスに変えるための動き方~
(2021年8月27日 14:50〜16:00)
自動車業界は通信 (コネクテッド) 、自動運転、シェアリング、電動化の頭文字であるCASEという技術的なトレンドが発生し、業界が大きく動こうとしている。それに伴い、自動車業界を支える部品・素材メーカも対応を模索している最中である。
例えば素材メーカにおいては、コネクテッドによる高速通信のための放熱材や5G対応用のアンテナ、あるいは自動運転用の電波透過樹脂といった素材を開発し、それらの対応は各社の環境戦略、R&D戦略において重要なテーマとなってきている。各社自動車向け素材でイニシアティブをとるために新しい素材や使い方を模索しているが、材料開発だけにとどまらず新しいビジネスモデルの開発、業界の再編といったテーマにも発展することが想定される。
本セミナーでは、これらの自動車業界の環境変化と、それに対応する部品・素材メーカの動向を実例を通じて分かりやすく解説する。さらに、今後の部品・素材メーカを取り巻く変化に関しても提言を行っていく。今後、自動車業界に向けた部品・素材メーカがどのような動きをし何を課題に考えているのか、どういった技術開発を推進していくべきかを理解するために、ぜひご参加ください。
- はじめに
- 自動車素材・部品に影響を与える大きな環境変化
- コネクテッド
- 自動運転
- シェアリング
- 電動化
- CASEに対応する部品・素材メーカの取組と課題
- コネクテッドに関する開発動向
- 部品メーカの動向
- 素材メーカの動向
- 自動運転に関する開発動向
- 部品メーカの動向
- 素材メーカの動向
- シェアリングに関する開発動向
- 部品メーカの動向
- 素材メーカの動向
- 電動化に関する開発動向
- 部品メーカの動向
- 素材メーカの動向
- 部品・素材メーカの戦略オプション
- 部品メーカのモジュール化
- 素材メーカが狙う川下参入
- マルチマテリアル化がもたらす業界再編の仮説
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