本セミナーでは、ガラスの基礎から解説し、ガラスの熱膨張、熱伝導、室温及び高温での物性、熱割れについて詳解いたします。
ガラスは電子部品の封着・接着などに広く用いられ、そこでは放熱性に優れた高熱伝導ガラスが求められる。
他方で省エネルギー対応機器用のアスベスト代替断熱材料にはグラスウールが広く用いられ、そこでは低熱伝導ガラスが望まれる。
またモールドプロセスによりガラス製の光学デバイスを作製する際は、温度制御に高温での輻射熱伝達を考慮する必要がある。
そこで本講では、熱伝導・熱伝達を中心に、ガラスの熱物性について解説する。