本セミナーでは、経営的な視点、経営学のフレームワークで知財戦略・特許戦略を見直し、「経営に貢献できる、競争優位のための知財戦略」を立案できるスキルを身につけていただきます。
本セミナーでは、事業戦略を考える上での基礎となる経営学のフレームワーク (3C分析、5F分析) を活用し、MBA視点から特許戦略をわかりやすく解説するほか、受講者とのディスカッションを通じて考察を進めます。
特許活動は、事後的なリスクを極小化する保険として捉えられがちですが、経営的な観点からは、むしろ事業の優位性を確保するための戦略的かつ事前的な手段として考えるべきものです。
事業の優位性を確保することは、すなわち「参入障壁」を作ることですが、特許活動を抜きにして「参入障壁」を実現かつ維持することは難しく、特許戦略の良し悪しは事業の優位性確保に大きな影響をもたらします。
例えば、競合技術だけではなくバリューチェーンの川下・川上を含む製品全体の権利取得を行うことで、特許が売り手と買い手の間の交渉力に大きく影響し、技術の優位性確保という間接的な方法ではなく、市場をダイレクトに支配する力を持ちます。
このように、経営的な視点、経営学のフレームワークで知財戦略・特許戦略を見直し、「経営に貢献できる、競争優位のための知財戦略」を立案できる能力の獲得を本セミナーの目的とします。