本セミナーでは、DRBFMのワークシートの効果的な活用方法について、演習を交えて習得していただきます。
設計部門の現場でDRBFMを実践し、指導してDRBFMを熟知したトヨタ系車載部品メーカのOBが研修を担当いたします。
新製品実現プロジェクトにおいて、リスクに対応することは必須の課題です。さらに開発期間の短縮も求められます。それらを合理的に両立させる設計プロセスとして推奨されているのが「DRBFM」 (Design Review based on Failure Mode) です。新規部分・変更部分・変化部分には設計的に十分な知見を注ぐことができないような領域が含まれます。 本セミナーでは、このような設計プロセスの完結が困難な領域に対する取り組みとして工夫されたDRBFMについて学習し、DRBFMをコアにしたチームの総知・総力を注いだ取り組みが設計不備を未然防止するために有効な手段であることを理解していただきます。また、電子系エンジニアを対象に、DRBFMの詳細な手法や勘所を詳説と演習を通して体得していただきます。 一方、DRBFMを利用した活動では、キャリーオーバー部分 (即ちgood designの部分) の設計活動とペアにしてプロジェクト活動をします。この二本立ての活動はそれぞれの活動で処理すべき課題にフォーカスしやすくなり、設計品質の向上と開発期間の合理的短縮を両立するうえで有効な手法となります。 DRBFMはトヨタ自動車での取り組みから生まれ、現在では海外でも設計活動のベストプラクティスとして特に自動車産業で推奨されています。